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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2009-03

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体験入学 第二章(9)

 どうも、神無月です。
 なんと、伏線に気付かれた方が現れました。あえて説明するような無粋なことはしませんが、今後の展開にご期待下さい。
 なお、今回は極微スカトロ注意です。苦手な方はご遠慮下さい。

(9)

 二人の少女の手によって、悟も、武生と同じ「お仕置き服」に着替えさせられ、おしゃぶりを当てられた。しかも悟のほうは大量におむつを当てられて、おしりがぷっくりと膨れている。
 全く同じ服を着た武生と悟を見て、由音は笑った。
「まぁ、可愛い。双子みたいね」
「本当ですね。さ、二人とも、積み木で遊んでいてね。双子どうし、仲良く遊ぶんですよ?」
 来夏がそういって、部屋の隅から積み木セットを運んでくる。その間に、由音は別室に消えた。
 目の前に積み木を置かれても、赤ちゃんをやめてから十年以上経つ武生には、どうすればいいか判らない。戸惑っていると、悟がにこにこ笑いながら積み木の一つを手にとって、頼りない仕草で床に積んでいく。
 なるほど、こうすればいいのかと、自分も適当に床に置いては、楽しそうに笑ってみせる。本当に、赤ちゃんになったような気分だ。それを見た来夏が、嬉しそうに笑う。
 確かにこれは、効果的な辱めだ。自分の目の前に、自分と同じ服を着て、自分と同じ仕草をする相手がいるのだ。つまりそれは、自分の姿を見せられているのと大差ない。しかも武生にとっては、相手は小学六年生であり、自分は高校三年生――自分の方がはるかに年上だというのも、いっそう羞恥心を煽った。
 不意に部屋の隅で、かちゃんと音がした。来夏は音のした方に近づき、壁に開けられたロッカーのようなスペースから、お盆を取り出した。上に載っているのは、給食体験で武生が食べるはずだったオムライスだ。どうやらこれが、先の会話に出てきた「二重扉のロッカー」のようだ。
 オムライスを見た途端、武生のお腹がぐぅと鳴り、彼は赤くなった。別室から何かを持ってきた由音が、それを聞いて笑う。
「あらあら、ゆずかちゃん、すっかりぽんぽんがすいたみたいね。ちょうどさとちゃんのおまんまもできたから、なかよく食べましょうね?」
「ぶぅ~!」
 おしゃぶりをくわえたまま、悟が嬉しそうに声を上げる。どうやらこれも、彼女たちから躾けられたものらしい。武生にとっては人ごとではないとはいえ、彼も大変そうだった。
 近づくにつれ、由音が持っていたものが見えてくる。それは、哺乳瓶だった。しかし中に入っているのは白いミルクでも、透明な水でもない。――黄色い、液体。
「はい、さとちゃんの飲み物よ。おいしくのみましょうねぇ」
「あ、まんまー、まぁ……」
 おしゃぶりを外されて、悟は声を上げて喜ぶ。哺乳瓶を受け取り、両手で抱えるように掴んで傾け、口を付けて飲み始めた。んぐ、んぐ、という音が響く。
 しかしその液体の色を見ながら、武生の頭にいやな想像が浮かんだ。あれは、まさか。そう思っていたとき、いつの間にか武生の横に座っていた来夏が、武生のおしゃぶりを外す。そしてにっこり笑って言った。
「だめよ、あれはさとちゃんの飲み物なんだからね。欲しければ、あとで来夏お姉ちゃんがつくってあげるわ。さ、ゆずかちゃんはオムライスですよ。来夏お姉ちゃんが、食べさせてあげますから」
 来夏は左手にオムライスを持ち、右手に子供用スプーンを持って、オムライスをすくう。「あーんして」といわれるのかと思っていたら、彼女はすくったオムライスを自分の口に入れて、咀嚼した。まさか。
 予感は的中し、来夏はよく噛んだオムライスを口に入れたまま唇を武生の唇に重ね、口の中のものを武生の口に押し込んだ。舌を使って念入りに自分の口の中をさらい、全部を武生の口の中へ押し込む。いわゆる口移しだ。
「うん~、むぅ~……」
 吐き出すこともできず、武生はそれを味わわされた。卵とケチャップライスの味。しかし何度も咀嚼されているために、唾液が混じって噛み砕かれた米の食感が気色悪い。
 少し眉をしかめた武生を見て、来夏が怪訝な顔をする。
「あらこの子、オムライスが気に入らないのかしら?」
「そんなこと無いわよ。だってさとちゃんはいつも、ミルクよりも口移しのほうが良いって言ってるし。ねぇ?」
 由音の言葉に、悟は「ミルク」を飲みながら肯いた。
 武生は確信した。彼が飲んでいるものはやはり「あれ」なんだ。確かに、「あれ」に比べれば唾液の混じった咀嚼物の方がマシだろう。武生は観念して、再び来夏の唇と、咀嚼物を受け入れた。

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