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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2009-11

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新作発売~。

 こんばんは、神無月です。本日「バビロンII」が発売いたしましたので、まずはそのことをご報告いたします。

 今作の滑り出しは、そもそも一番最初の素案である『児童保安育成都市・東京』の第三部(第二部ではなく)、『浄罪場編』を原形としています。
 整理しますと、一番最初はこんな感じの構成にして、一本の本にまとめるつもりだったのです。

 第一部 修道院
 第二部 巡礼行
 第三部 浄罪場

 ネタバレしますと「巡礼行」というのは、無印バビロンでちらりと仄めかされた「男性に戻るためのプロセス」であり、この「巡礼行」に成功すれば、晴れて男性の肉体に戻るための処置を受けることが出来る、というものです。当初の案ですと、
第一部:「《修道院》に放り込まれてジュニアアイドルのような行為を強制される」
第二部:「《巡礼行》(内容は秘密です)に失敗する」
第三部:「《浄罪場》で女性・男性からの責めを受ける」
 というストーリーだったのですが、はい、ごらんの有様です。第一部だけで一本分の量にまとまってしまい、しかも「今回は単発で」という思惑もあって一話完結。遠野恭介のストーリーは落着、と言うことになったわけです。
 そのため次は《巡礼行》編と思ったら、無印バビロンに登場した堂本課長がいいポジションにいたので彼を「II」の主役に抜擢、《巡礼行》編をすっ飛ばして《浄罪場》編に、ということになったのです。ですからまだ、《巡礼行》編が残っていますし、新作にはさらに《***》編も仄めかされています。他にもまだ使われていない設定などありますので、『バビロン』シリーズはこの『十月兔』の看板シリーズとして、続けていきたいと思います。

 アンケートですとアンチ男性圧力が強いようですが、『バビロン』のような『強制性転換小説』に限っては、男性についても適宜解禁していきたいと思っていますので、どうぞご了承下さい。そのかわり、「男性からの責めはない」と明記してあるものについては、男性からの責めはいっさいありませんので、苦手な方はこちらを目印に。

 また、現在純愛路線の強制女装小説が詰まっていますので、その前に軽めの短篇集を出すことになりそうです。まだまだ発売は未定ですが、どうぞご期待下さいませ。

40000Hit記念イラスト

 神無月です。40000ヒット記念イラストとして、またも山野君に女子制服を着てもらいました。といっても、ブレザーでは無しにセーターでミニスカート。胸元にはおおきなリボン、と言うコギャル風のスタイルです。
40000hit.jpg
 こう、気の強そうな男の子が無理矢理女装させられるって、なんか良いですよね。
 以前も書いた気がしますが、気の強い男の子に女装させるのって、なかなか難しいんです。すぐに嫌がって逃げ出したり、何が何でも回避しようとしてとんでもない手段に訴えたり。
 例えば山野君が『女装旅行』の主人公だったら、「女装しなければならないんなら現地で合流しよう」と言うでしょうし、無理矢理女装させられたときでも、タクシーを使って強引に帰ってしまったでしょう。ですから彼に対しては、学校等の「日常的空間」を用い、「絶対に逃れられない」状況に追い込む必要があります。

 ……と余計な話でしたが、『女児転生』まだまだ続きますので、どうぞよろしく。

『女児転生』 第一章(12)

 リハビリがてらに、『女児転生』を更新します。

 休み中に、一つ貴重なご意見をいただきました。確かに、私程度の文章力ですと、ハードな展開にすると同じようなものになってしまい、『ハード短篇集』の作品と差別化されなくなってしまっている、というのはあるかも知れません。また中途の展開を飛ばして先に進めたのも、マイナスの要因と感じてしまわれたようです。
 今後は無理にテンポアップしようとせずに、一つ一つのシーンを念入りに、時間軸に沿って書いていきますね。

 では前置きが長くなりましたが、どうぞ。

 * * *

 (12)

 そうしてようやく辿り着いた、3年7組の教室。いつもの教室に入り、悪友どもにいまの自分の姿をさらすのは果てしなく憂鬱だった。が、なぜか教室に入る直前、俺は廊下に待たされた。先に入っていった酒匂先生を見送って、何をするのかと思っていたら、ややあって中から声が響いてきた。
「はい、それじゃあ今日は皆さんに、新入生を紹介しまーす!」
 そういう趣向か。俺はがっくりと肩を落とす。
「小学生の女の子だから、みんな戸惑うと思うけど、恥ずかしがり屋で可愛い子だから、みんな仲良くしてちょうだい。いいわね?」
「「「はーいっ!」」」
 中から、同級生たちの実に楽しそうな声が響く。人の不幸は蜜の味、とはよく言ったものだ。この諺では、蜜を提供している側がやりきれない気持ちになる、と言うことも、この一件でよく判った気がする。
 目の前の扉が開き、酒匂先生が俺の手を引く。クラスメートたちの顔が見えた瞬間、
「ひっ……!」
 俺は思わず、息を呑んだ。
 見慣れたクラスメートの顔は、好奇に満ちて俺を見つめていた。何せ、普段見慣れた同級生が、まるで小学生のような格好で、教室の前に引きずり出されているのだ。俺だって、もしも他のやつが同じ状況に置かれているのを見たら、無責任にじろじろ見るか、笑い出すか、あるいは野次の一つも飛ばすことだろう。
 しかし。しかし、だ。自分がその立場に置かれたとすれば、話は別だ。たとえ、他人事であればげらげら笑うだろうと自分で判っていながらも、我慢できるものと、そうでないものはある。
 いま俺が置かれている状況は、まさにそれだった。こんな小学生のような服、それも女児制服を着て、クラスメートの眼前に引き据えられるなど、およそ考えたくないほどの恥辱だ。
 クラスメートたちは、そんな俺の内心に気付くはずもない。最初は驚いたように見ていたのが、誰かが笑い出したのをきっかけに哄笑がひろがり、いつしか野次まで飛び交いだした。
「似合ってるぞー、タケシー!」
「山野君、かわいいよーっ! 小学生みたーい! あははははっ!」
「もうそのまま小学校に行けそうだね! すぐ近くに小学校あるし、行ってみたらどう?」
(こいつら……おぼえてろ……!)
 笑いながら野次を飛ばす同級生たちを、俺は奥歯を噛みしめて睨み付ける。
「っ!!」
「お…………」
「う……」
 その剣幕に押されたのか、笑いがややおさまりかける。俺自身の手で、何とか流れを掴みかけたときだった。
「ほらみんな、山野君が恥ずかしがってるじゃない。あんまりからかうようなことを言っちゃだめよ。山野君は、小学生の女の子になりたがってるんだから、ちゃんとそういう風に扱ってあげなきゃ!」
 教室の真ん中で、莉子が声を張った。この女は、変なタイミングに余計なことを……!
 この一言で、クラスの空気がまた変わった。「山野が怒っているからからかうのはやめておこう」というムードだったのが、「山野は小学生の女の子になりたがってるんだから、からかっちゃ悪いよな」というものにすり替えられてしまったのだ。
 おそらくはクラスメートたちにも、俺に野次を浴びせかけることに対する後ろめたさがあったのだろう。だからこそ、これ幸いと莉子の言葉に乗じたのだ。俺はそう分析した。莉子がそこまで計算して、さっきのセリフを言ったのかは判らないが、あまりにも効果的な一言だった。
 さらに先生が追い打ちをかけるように、
「はいはい、みんな、静かにして。お友達をからかっちゃダメよ。えーと、お名前は……」
 いいながら黒板に向かい、平仮名で「やまの たけし」と縦書きする。
「山野武志君よ。ほんとうは高校生の男の子なんだけど、小学生の女の子になりたいから、こうやって可愛い制服を着ているんだって。だからみんな、ほんとうに小学生の女の子が来たんだと思って、仲良くしてあげてね?」
「「「はーい!」」」
(後でこいつらまとめてぶん殴る)
 俺は秘かに決心した。
「じゃあ、山野君。改めて女の子として、自己紹介してちょうだい。他のみんなも、笑っちゃダメよ」
「くっ…………」
 俺は歯がみした。しかし先生は、背後からこう囁く。
(あんまり嫌がってるのも大人げないわよ。どうせ一日限りのジョークなんだから、そう思って女の子のふりをしていなさい)
「うううっ!」
 この設定の一番つらいところは、ジョークと本気の区別が曖昧なことだ。俺に対しては「ジョークなんだから本気になるのは大人げない」と言って反論を封じつつ、周りに対しては「本気なんだけどジョークに紛らせてあげて」と言って、あたかも俺がほんとうにこういう服を着たがっているかのように錯覚させる。ほんとうに、悪魔のような発想だ。

うーん……。

 神無月です。
 昨日「好評」と書いたばかりであれなんですが、何だか『珈琲店』は評価が低い模様です><
 うーん。何ででしょう。ぱっと思いつく理由としては、

・後半のプレイが単調(バイブ+女性からの責めという基本ラインでバリエーションを作ったつもりなのですが、「同じ事ばかりしている」ように見えたのかも知れません)
・ストーリーに迫力が足りない
・プレイの描写にリアリティがない
・最後の*とのプレイが尻切れトンボ
・文章力がない、描写がくどいor不足、イラストがヘタ

 などの不満点が考えられると思いますが、あるいは思いつかないだけで、もっと別の理由かも知れません。うーん……。理由が判らないのが消化不良です……。

 あるいは、ここ最近連続して出しているせいで、少し文章が単調になったり、感覚が麻痺しているのかも知れませんね。次の作品はまた長編になりますので、じっくり構想を練った上で、皆様に満足いただけるよう、取り組んでいきたいとおもいます。

 そう言えば「強制女装考」なんてものもありましたね(汗)。今さら思い出しましたが、小説をはじめたせいで尻切れ蜻蛉になっていました。すっかり忘れていましたが、またいずれ取り組みたいと思います。

 あ、最後になりますが、『バビロンの掟・Ⅱ』の予告を開始いたしました。前作と違いイラスト4点を付け、『十月兔』初となるフタナリが登場します。
 発売は今月末となりますので、どうぞよろしく。

純愛もの。

 えー、まずは新作『珈琲店』の売れ行きがなかなか順調なようで、皆様どうもありがとうございます。どんどん感想・批判など頂けると嬉しいです。

 『珈琲店』の次は『バビロン・II』ですが、こちらもとりあえず完成して、今週末に登録する予定です。そして現在、その次の作品を執筆しているのですが……。
 コンセプトはずばり、

「純愛系準強制女装」

 いままで「陰謀などによって強引に女装させる」作品ばっかりだったので、次回作は「成り行きで仕方なく女装するはめに」的なストーリーとなる予定です。女性によって無理矢理女装を強いられますが、それも「成り行き上女装してもらわなきゃ困る」+「**君の女装って可愛いから、色々着せてみたいなー」的な、ライトな展開になりそうです。「女装して辱める」のと「女装して恥ずかしがるのを楽しむ」の違いというと、また微妙ですが……。
 エロではなくストーリー重視で、ほのぼのコメディタッチ。ちょっと長くなりそうなので、おそらくまた二部作か三部作になりそうです。『強制女装旅行』が一番近い感じですか。まだまだ発売は先ですが、まずは先触れと言うことでお知らせいたします。

 ではでは。

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