2ntブログ

十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2009-03

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

体験入学 第二章(8)

(8)

 「特別矯正室」は、校長室を抜けた次の間にある。この部屋の内部で行われることの一切は、児童会の自律に委ねられている。しかし無断使用や濫用を防止するため、校長室を通らないと入れない構造にしたらしい。
 部屋に入った武生がすぐに思ったのは、これがどう見てもベビールームであるということだ。中央には大きなベビーベッド。部屋にはサイズ別に、ベビーカー、歩行器や食事台が所狭しと並び、壁にはベビー服が掛かっている。洋服ダンスも子供用だ。
 さらに部屋の隅には、少女向けキャラクターのマットが敷かれたパステルカラーの学習机まで置いてある。武生たちが室内に入ったとき、ひとりの児童がそこで勉強していた。
 後ろ姿は女子児童。軽く茶色に染めた肩までの髪の毛に、可愛らしいリボンをつけ、臙脂のセーラー服を着ている。その子は振り向くと、少女二人を見てこう言った。
「あ、藤田副会長、鹿島書記。……その、おかえりなさい」
「ただいま戻りました、大庭悟(おおば さとる)会長」
 由音がにんまり笑って言う。悟と呼ばれたその子は、怯えたように身体をすくませた。名前からすると、男子児童だろうか?
「会長、書類の整理、終わりましたか?」
「ま、まだです、その、あともう少し……」
「ダメですよ、会長。こんなものつけて遊んでちゃあ。早く仕事してくださいね」
 会長、と呼びかけながら、二人は悟に対していささかの敬意も払っていない様子だった。由音は、学習机のチェアから立ち上がった悟に近づき、彼の臙脂色のスカートの前の裾をまくる。悟は小さな悲鳴を上げたが、手で押さえることもなく、大人しく、されるがままになっていた。
 めくられたスカートの下を、武生は見た。スカートの下には一糸まとわぬ裸の股間。剃ったのか、文字通り体毛一本まとっていない。そしてそこには少年の象徴が生え、ヘアゴムでくくりつけられたピンク色の球体が細かく震えている。そのコードの先端は、スカートの裾に挟み込まれていた。
 どうみても、大人の玩具だった。びくんびくんとペ*スを痙攣させながらも、悟は必死にローターからの刺激に耐えている。
「我慢してくださいね、大庭会長。まだこちらの方との挨拶も終わっていないんですから。っていっても、もうあらかた出ちゃってるみたいですけど」
 よく見れば、由音のまくっているスカートの内側に、べっとりと白い粘液が付いている。どう見ても、あれだ。
「まだ小学六年生なのに女児制服のスカートはいて、ペ*スにローターくくりつけられてアヘアヘしたあげく、ろくに自己紹介もできないなんて……本当に会長、変態の素質ありますね」
「そんな……あ、あ、あ……」
 由音の手が悟のスカートの裾にかかり、そこに挟まれたスイッチを操作する。ローターの震えがいっそう激しくなり、大庭の身体がのけぞりかけたとき、不意にローターの震動が止まった。寸止めだ。
 しかしローターの刺激が止まったので、悟は何とか挨拶できるまでに落ち着いた。
「は、あぁ、はぁ……あ、僕は、六年生の、はぁ、大庭、悟です。児童会長をやってま……すぅ!?」
「やってますじゃなくて、やらせてもらってます、でしょう? 会長」
 今度は来夏が、悟の背後からスカートをめくる。その指先は、彼のおしりを触る位置だ。
「私たちがもり立てて差し上げなければ、児童会長としての職務を満足に果たせない癖に、何をおっしゃっているんですか。全く、学年でもっとも成績優秀なものを児童会の役員にするという制度も、考えものですね。成績ばかりの無能者が入ってくるんですから。もっと多角的な視点から、優秀な児童を選任すべきでしょう。いま、そのことを校長先生に進言してきたところです。校長先生も、私たちと同じお考えのようでした。ただ、役員の選出を完全に児童の自治に委ねる点には反対のようでしたけれど」
「やぁ、やめて、そこ、指、挿れ……」
 来夏の手が細かく動くたび、悟は身をくねらせて喘ぐ。由音はそんな二人を見ながら、おしゃぶりをはめられて口をきけない武生のかわりに、彼を紹介した。
「まぁいいわ。大庭会長、こちらは体験入学で本校にいらっしゃった、竹尾ゆずかちゃんです。英語の授業で色々と粗相をされたそうなので、外部の児童としては異例のことですが、特別矯正室の使用が許可されました」
「は、はい。よろしくお願いしますね、柚川くん……ぁっ!」
 悟は、明らかに幼稚園児ではない武生を見ても、変な顔一つしなかった。自分自身、六年生の男子児童であり、児童会の会長でありながら、女子制服を着たまま下級生二人から性的陵辱を受け、玩具にされていることに引け目を感じていたのかも知れない。彼は来夏におしりを弄られて喘ぎながら、
「えっと……じゃあ、僕はもう……」
「いえ、まだ大庭会長の時間は継続しています。確か本日の一五時〇〇分まででしたか」
 来夏がわざとらしく、壁に掛かったキャラクターの時計を見て言う。由音はいいことを思いついたように、顔をほころばせた。
「ねぇ、大庭会長も、『お仕置き服』を着てくださいよ。そうすれば、双子の赤ちゃんみたいになりますから」
「そうですね。二人でというのも、よろしいでしょう。鏡のようなものですからね。ご自分と同じ格好をした人を見て、自分がいかに恥ずかしい服を着ているか自覚するのも悪くはありません。……さぁ、会長。着替えてください」
 ――こうして、世にも奇妙な「双子」が、ここに誕生した。

体験入学 第二章(7)

 神無月です。
 ちょうど休日で寸止めというのもあれなので、このあと夕方にもう一度更新します。

(7)

 その挨拶を聞き、前に立つ少女二人は鷹揚に笑った。おかっぱの子が笑いかけて、
「ゆずかちゃん、っていうの? かわいいわね。本当に。私は藤野由音(ふじの ゆおん)。五年生で、児童会の副会長をしているわ。よろしくね」
「よ、よろしくお願いします!」
 元気な挨拶ね。由音はそう呟いて笑う。
 隣にいた三つ編みの少女も、顔の印象そのままの、冷たく硬質な声で挨拶した。
「私は鹿島来夏(かしま らいか)。四年生で、生徒会の会計をやってるの。竹尾さんの、本校への来訪を歓迎するわ」
「よ、よろしくお願いします」
ここで二人の少女は、後ろのツインテールの子を前に押しやった。その子はやや舌足らずな口調で、自己紹介する。
「えっと、あたし、一年生の文月七菜(ふづき なな)って言います。生徒会で、書記をやってます。よろしくね、ゆずかちゃん」
「よろしくお願いします……」
 七菜の自己紹介を聞いて、翠がこう言った。
「あれ、文月って、たしか文月制服店って、あったわよね。あそこの店員の文月さんって、あなたのお姉さんかしら?」
「はい、あたしはあそこの子です。で、寧々(ねね)お姉ちゃんが店員さんをしてます」
「へぇ……」
 翠が意味ありげに、七菜を見る。七菜は身体を小さくした。
 ここで来夏が、茜を見た。
「さて。矯正服を着たゆずかさんをここに連れてきたと言うことは、あれですか?」
「ええ。あれよ。……校長先生、特別室の使用許可を申請します」
 茜が小山内校長を見て言うと、校長は、大きく肯いた。その時なぜか、七菜がびくっと肩をすくませた。
「英語の授業での不始末は、すでに酒匂先生からメールで聞いています。体験入学の児童に使用するのは異例ですが、当該児童は将来的にはこの学校への入学を希望しているとのこと。ならば暫定的に、本校の児童と同等の扱いも許されるでしょう。特別室の使用を許可します。しかし、別室の使用・管理は児童の自律的行動に委ねられます。酒匂先生であっても、教師は使用できません。どうするのですか?」
「あたしたちが使います」
 言ったのは、来夏だ。
「ゆずかさんが懲罰規定に違反していることが明らかならば、児童会のメンバーである、副会長と私の手に委ねてもらっても問題はないでしょう。すでに酒匂先生から、大まかな報告は受け取っていますし」
「そうですね。では、藤野由音、並びに鹿島来夏を使用者とし、柚川武生を被用者とする特別室の使用を、許可します」
 校長は一枚の書類を由音に渡し、彼女はそれに必要事項を記入する。それを校長に返すと、彼女は一通り目を通したあと、許可の印を押した。
「特別室の使用は二時間。……その分ですと、給食体験には出られそうにありませんが、仕方ないでしょうね」
「大丈夫です。休憩もかねて、特別室でとってもらいますから。……酒匂先生、給食は、特別室へ運んでいただけますか? 二重扉のロッカーから」
「ええ、判ったわ」
「七菜ちゃんは、今日はもういいわよ。お姉さんによろしくね」
「は、はぁい」
 七菜は頭を下げて、校長室をあとにする。それを見送った茜は、はいはいをする武生を見下ろしてこう言った。
「判ったわ。じゃ、よろしくね。……ほら、武生、先輩方について行きなさい」
「う、ぶぅ~……」
 またしてもおしゃぶりをはめられた武生はしゃべることもできずに、はいはいをしながら二人の方に近づく。そんな武生を導きながら、由音はこう言った。
「じゃあ、案内するわね。一切の学校からの干渉が排除され、児童会が独占的にこれを管轄する、特別矯正室へ」

 | HOME |