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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2009-10

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『女児転生』 第一章(5)

 (5)

 まず俺の手がつまみ上げたのは、ビニールに包装されたショーツ。ご丁寧に、「女児用ショーツ3枚組 L」なんて書いてある。莉子がそれを見て、
「可愛いわねー。そんな感じのショーツ、小学校低学年のころにはいてたわ」
 と呟いた。何もこのタイミングで言うか、お前は。そんなに俺に、恥ずかしい思いをさせたいのか? ……させたいんだろうな、絶対。
 俺は半ばやけでビニールを開け、フロントにブルーのリボンがついた白いショーツを取り出す。まだタグが付いていた。指で外すのはいささか難儀だ。
 と、すかさず目の前に、小さな子供用の鋏が差し出された。差し出したのはもちろん先生だ。俺はちょっと眉をよせてから受け取り、タグを切る。
 この、ビニールを破って中身を取り出して、タグを切るという一連の作業も、言葉にすると大したことがないようだが、俺にとっては苦痛な時間だった。
 これから自分がこれを身につける、そのための下準備。邪推かも知れないが、わざわざ先生が中身を取り出さず、あえてビニールに入った新品を持ってきたのは、それをいちいち俺に思い出させるためではないかとさえ思えるほどだった。
 それでもタグを取り終えると、俺はショーツのまえうしろを確認する。タオルの下に差し込むようにして、何も考えずに一気にずり上げた。太腿の付け根と下腹部に、ぴったりとゴムが当たる。目立たないようにペニスの位置を調整。しかしあまりさわりすぎると、今度はペニスが勃起してきそうな気がしたので、適当なところでやめておいた。
「ショーツ、はきおわったわね?」
 ほっと一息ついたところで、先生が訊く。見れば判るのにわざと訊くのは、俺を辱めるためとしか思えない。俺は顔が火照るのを自覚しながら、小さく肯いた。
 俺が肯くと、先生はまたしてもとんでもないことを言いだした。
「なら、そのタオルは外しちゃいなさい。もうおちんちんは隠れてるでしょ?」
「い、いやだよ!」
 俺は思わず悲鳴を上げた。しかし酒匂先生は平然と、
「タオルつけてたら、お着替えが早く終わらないでしょ。女の子だって更衣室じゃあ、パンツを穿いたらタオルはとるわよ。それとも山野君は、小さな女の子より恥ずかしがり屋さんなのかな?」
 そう言う問題じゃない、と思った。しかし俺はぐっと唇を噛んで堪え、タオルのゴムを伸ばして足元に落とした。17歳の男である俺にとって、小学生の女の子が穿くようなショーツ1枚で、同世代の女子の視線にさらされるなんて、このまま消え入りたいほどの屈辱だった。
 そんな俺の気持ちは分かっているだろうに、莉子は俺の姿を遠慮なしに眺め回し、
「似合ってるわよ、山野君。男子制服を着てたときよりも、ずっといいじゃない」
 突き刺すような口調で、そう言った。
 俺は屈辱に目を閉じた。が、すぐに先生の、容赦の無い言葉がとんだ。
「さぁさぁ、山野君。ショーツ1枚で満足しているヒマはないわよ。タオルをこっちに渡して、どんどんその袋の中身を着なさい。上から順番に、ね」
 そう言って、俺の目の前にある紙袋を指さす。その動きにつられるように、俺は足元のタオルを先生に渡すと、機械的に紙袋の中に手を伸ばした。
 手に取ったのは、「女児用キャミソール2枚組 140」。俺の身長157センチに比べ、かなり小さいサイズだった。ビニールを開け、中から水色のボーダー柄のキャミソールを手に取る。着られるとは、とても思えない。
 思わず、先生を見る。先生は折しもプールタオルを丸め、プールバッグにしまい直しているところだったがが、「いいから早く着なさい」という目つきで見返してきただけだった。俺はどうにでもなれと、タグを外したキャミソールを頭からかぶり、肩のあたりを強引に通過させるようにして着る。
 伸縮性があるのか、なんとか着られた。しかし、サイズが合わないものを強引に着込んでいるせいで、ひどい有様だった。いくら俺の体型が平均的な男子高校生に比べて華奢だとは言っても、ふた回り違うサイズを着込めば、生地はぱっつんぱっつんになるし、乳首は尖っているし、お腹は小さく覗いているし、なんというかみっともない。俺は恨みがましい目つきで先生を見ると、彼女はしらじらしい笑みを浮かべ、
「あら、ちょっとサイズが小さかったかしら。でも、これはこれで可愛いから問題ないわね」
 わざとらしくそう言った。窮屈な下着は俺の体を締め付け、大の男が無理に着ている感じになり、いっそうヒワイだ。もちろん先生は、それを狙ってサイズの合わないキャミソールを着せたんだろうけど。

次回作。

 ようやく、「女装旅行~3日目・失禁編~」を書き上げました。あとはイラストを描いて、添付して申請するだけ……と言うことになります。

 そのため、心はすでに次回作に飛んでいます。今回の結末が、SM作品とは思えないほどに青臭いらぶらぶものになってしまったので、次回作はただ一方的に虐められるストーリーにするつもりです。

 現在予定しているのは、単発の長編。コンセプトはずばり、

「強制幼女化調教」

 です。タイトルは、「児童保安育成都市・東京 ~強制少女体験~」を予定しています。

 設定としては「恥辱庵」様の『矯正都市』に近くて、「児童ポルノ規制によってメディアの単純所持が禁止された東京都を舞台に、とある男性が所持の冤罪をかけられて、肉体を1*歳の少女に変化させられる」というストーリー。男性からの責めが入るかどうかは未定ですが、神無月自身があまり好きではない+得意ではないので、入らない可能性は高いです。少なくとも、本格的な挿入はありません。

 設定は以下のようになっています。
「「児童保安育成都市」とは、国連の付属機関である国際児童保護機関(International Children Protect Association、略称ICPA)の指定する基準を満たした都市に付けられる名称。その要件は、
 ・児童ポルノの単純所持禁止を立法・厳罰化
 ・違反者に対する「タリオ・ルール」の適用
 ・ICPAの基準に基づく《修道院》《浄罪場》他、必要な施設の設置
 ・右記の基準により、児童ポルノ媒体が絶無の状態にある
などとなっている。
 東京都は、ICPAによる児童ポルノ蔓延基準調査で「SSSランク」という世界の都市でも最悪の状況下にあったため、各種法制度を整備。201*年にはICPAの求める基準を満たし、世界初の「青少年保安都市」となった」
 こんな近未来のお話です。女装旅行でエロ妄想が尽きてしまい、まだまだ執筆までしばらくかかりそうですが、気長にお待ちいただければ幸いです。

『女児転生』 第一章(4)


 (4)

 高校の男子制服に赤いランドセル、黄色い安全帽という異様な格好で、俺は二人に連れられて、職員室のある2階から3階に上り、3階の廊下を歩いていった。通り過ぎる教室は既に授業が始まっていたが、中にはこちらを見てぎょっとする生徒や、隣の奴をつついてひそひそと囁きあっている生徒もいて、俺は今すぐランドセルを投げ捨てて逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
「これはこれでマニアックな格好よね」
「ですね」
 2人がそんなことを話しながらやってきたのは、英語科特別教室。リスニングなどの授業を行う、AV機器の揃っている部屋だった。先生はさらに、普段なら生徒を招き入れることのない奥の扉から、英語科準備室に連れ込んだ。教室の半分ほどの広さの空間に、テープやCDを入れた棚などが、所狭しと並んでいる。
 入るなり、2人は荷物を床に置く。俺は開口一番、先生にくってかかった。
「先生、あのですね」
 出来るだけ怖い顔で、難詰するような口調で言った。
「昨日の会話では、別に俺は小学生の女の子になりたいなんて、一言も言ってませんよ。ただ、生まれ変わるとすれば小学生あたりからが一番手頃だろうってのと、あと、別に男の子でなくても、女の子に生まれ変わるんでも構わないって言っただけで、全部『生まれ変わるなら』という前提での、仮定の話です。それを誤解……だか曲解だかして、まるで俺が小学生の女の子になりたがってるなんて変なレッテル貼って、既成事実にしないでもらいたいんですけど」
「あら怖い」
 しかし先生は、俺の剣幕など知らぬげに受け流した。思わずかっとなりかけたところで、先生がさらに言葉を継いだ。苛つくほどのんびりした口調を崩さず、
「でも山野君。他の子だって別に、山野君が小学生の女の子になりたがってるなんて本気で思っている人はいないわよ。ただ単に、山野君の冗談口にあたしが乗っかって、ちょっとした女装をさせようってだけのこと。山野君だって、友達が宴会のジョークで女装したからって、その人が女装趣味を持っていたり、女性化願望があるなんて考えないでしょ?
 それと同じよ。さっきの帽子だって、別にあれをかぶせられたら小学生の女の子にならなきゃいけないなんて法はないんだし、これから山野君に、ちょっと小学生の女の子の服を着てもらうにしても、これからずっとその服を着ていなきゃいけない、なんてことはないわ。あくまで今日限りの冗談なんだから、それほど気にすることはないわよ」
「気にするなって、それは無理ですよ。どうせスカートかなんか穿かせるつもりなんでしょうけど、俺は嫌ですよ。なんて言われようと。ましてやスカートはいてあいつらの前に出て行ったら、これからなんと言ってからかわれるか」
「そうかしら。あんまりムキになって抵抗したことが判ったら、逆に怪しまれるわよ」
 先生は軽く笑って、背後に立つ莉子に目配せした。肯く莉子を見た瞬間、俺はホンゼンと悟った。
 はめられた。ここで着なかったとしても、莉子がみんなに「山野君、本当はすごく着たそうにしていたんだけど、みんなの前だと恥ずかしいからって着なかったのよ。だからみんな、山野君の本当の願いを叶えてあげるために、協力してくれない?」などと触れ回ろうものなら……。
 俺の心の中に、一気に諦めが押し寄せてきた。その微妙な変化を察知したのか、先生は切り替えるようにこう言った。
「じゃあ、お着替えしましょうね。ランドセルと安全帽はその机の上に置いて、服を全部脱ぎなさい。これつかっていいから」
 透明なビニール製のバッグの中から、大きなタオルを差し出してくる。ピンクのボーダー柄に可愛いウサギのキャラクターがプリントされ、しかも片方の端にはゴムが仕込まれている。いわゆる、プールタオルだった。
 よく見ればビニール製のバッグも、イチゴのマークがプリントされたプールバッグだ。しかもその中にはまだ、紺や赤の何かが入っている。それがなんなのか、俺は何も考えないようにして、そのバッグから視線を外した。
 女性2人の目の前で服を脱ぐなんて恥ずかしい限りだったが、ここで懇願したり、抵抗したところで、この2人が許してくれるとは思えない。俺は諦めてカッターシャツを脱ぎ、アンダーシャツを脱ぎ、スニーカーを脱ぎ、靴下を脱ぎ、さらにズボンまで脱いだ。トランクス1枚の格好を見られるのもいやだったけれど、それ以上に、このプールタオルを使わされる方がいやだった。
 しかし、まさか下半身まで露出するわけにもいかず、俺はプールタオルを広げて足を遠し、腰に巻いた。そしてトランクスを脱ぎ、脱いだものをまとめて机の上に置く。
 全て脱ぎ終わった俺は、先生と莉子をじろりと見て、精一杯ドスの効いた声を出した。
「……脱ぎ終わったよ」
「はい、ご苦労様。じゃあ佐々木さん、彼の脱いだものは、こっちのバッグの中に入れちゃってくれる?」
「はーい」
 2人とも、俺の凶眼などどこ吹く風、平然と次の作業に取りかかった。莉子は俺の脱いだ服を、まとめて俺のバッグの中に放り込み、先生は俺に、何やら衣類が入っている紙袋を手渡した。
「じゃ、その中に入っている者に着替えちゃって」
 中を見た瞬間、俺は絶望のあまり膝を折りかけた。予想通り、いや、予想以上のものが入っていた。

『女児転生』 第一章(3)

 (3)

 莉子がそれに乗じて、
「わぁ、良かったね、山野君!」
「やったな、タケシ!」
「おめでとう、山野君!」
 続けざまに、周りから無責任な野次が飛ぶ。
 あまりのことに呆然とする俺の手首を、先生の手が掴んだ。
「さ、授業前だけど、さっさと着替えちゃいましょう。佐々木さん、悪いけど山野君の荷物、持ってきてくれる?」
「はーい」
 莉子は嬉々として、俺のバッグやらスポーツバッグやらを担ぐと、そのまま教室を出て行った。先生は教室に向かって一言、
「それじゃあ、私が戻ってくるまで自習にします。それまでの間、テキストの英単語でも調べておいてね」
「はーい」
 同級生たちは、これまでの授業で一回も聞いたことがないような誠意にみちみちた返事をして、いそいそと自分の机に戻り、ノートを取り始める。っ、友達甲斐のない奴らだ。明らかに楽しんでやがる。あとで覚えてろよ。
 しかし、そうこうしているうちに先生も教室から出て行ってしまい、一人残された俺に対して、同級生たちの、「お前も早く行けよ」という空気がびしばし伝わってきた。
 仕方ない。俺はしばらく迷ったが、やむなく教室を出る。廊下の向こうに二人の姿が見えたので、慌てて追った。

  *

 二人がまず向かった先は、職員室だった。もうあと少しで授業が始まる時間なので、大半の先生は出払っている。残っているのは授業のない、割と暇な先生方ばかりだ。
「失礼しまーす……」
 先生の後に続き、俺と莉子は声をかけてから入ってゆく。先生が自分のデスクまで来ると、隣に座っていた国語教師(30代前半、童顔の女性教師)が、俺たちを連れてきた英語の先生に話しかける。
「あ、酒匂さん。ちょっと?」
「はい、なんでしょう?」
「えーと、聞きにくいんだけど、デスクの上にあるそれ、一体どうしたの? 今朝から気になって気になって……」
「ああ、これですか」
 酒匂先生はデスクの上にあるそれ……赤いランドセルを、軽くさすった。
「そう、そのランドセル。なんでそんなものがあるのかなって思って、ずーっと気になってたのよね。あなたまだ、結婚されてなかったはずだし」
「ええ。ですからこれは、こちらの山野君が使うものです」
 酒匂先生のとんでもない発言に、国語教師は目を丸くして、視線を俺に移した。俺は真っ赤になって手を振り、
「ち、違いますっ! 先生が勝手に……」
「隠さなくってもいいじゃない」莉子が口を挟んだ。「山野君が小学生の女の子になりたいって言ったから、酒匂先生が特別に用意してくれたんじゃないのよ」
「ああもう、佐々木さんは黙っててよ!」
 余計なフォローを入れる莉子を、俺は思わず怒鳴りつけた。しかし次の瞬間、
「うるさいぞ、山野! 職員室の中では静かにしろ!」
 向かいから、俺の声をはるかに上回る大音声で、生活指導担当の体育教師(外見年齢50半ばの男性教師、実年齢は30後半)が怒鳴った。険しい目で、俺を睨んでいる。
「誰のもんでも構わないし、お前にどんな趣味があろうと勝手だが、ここでは騒ぐな。いいからそれを持ってさっさと行け」
 明らかに、誤解されている。しかし体育教師は反論を許さない目つきで俺を睨んでいて、ここで言い合っても埒が明かないことは自明だった。だいたい体育教師という人種は、ガタイも態度もでかいから、学生としては大人しく従わざるを得ないところがある。俺は、黙って唇を噛んだ。
 その目の前に、赤いランドセルが差し出された。差し出しているのは、酒匂先生だった。
「はい、じゃあこれを背負って」
 思わず押しのけようとしたが、またしても騒ぎになるのはごめんだった。俺は大人しく肯いて、そのランドセルを背負う。ランドセルの中で何かが上下に揺れる感覚があり、中には教科書か何かが入っているようだった。
 酒匂先生は、さらにビニール製の透明なバッグと白い小さな布の袋を手に取り、俺にはピンクのギンガムチェックのショルダーバッグを持たせた。バッグの口からは紐が伸びていて、口をきゅっとすぼめるようになっている。体操袋か何かのようだ。
 うんざりしながらそれを肩にかけると、教室に置いてきたはずなのにいつのまに回収してきたものやら、莉子が俺の頭に黄色い安全帽をかぶせる。もう外すだけの気力もなく、俺はそのままの格好で、酒匂先生と莉子に促されるまま職員室をあとにした。

「女装旅行」発売。

 上でも紹介していますが、本日『大内ノゾミの強制女装旅行 ~2日目・退行編~』が発売とあいなりました。これも皆様のご愛顧のことと、感謝いたします。

 2日目が発売された段階で、現在の執筆状況は3日目の最終節に入ったところです。なのでここで、2日目までに対する簡単な後書きをつけたいと思います。ややネタバレを含みますので、お嫌な方は、本編読了後にお読み下さい。

  * * *

 今作のコンセプトはずばり「開花」。主人公の少年・望実と、少女・綾花。この二人がそれぞれに自らの中のM性、S性に目ざめていく様が、主なモチーフになっています。綾花に虐められ、何人ものM男性、M女性を目にする中で自らのM性を意識しはじめる望実君。同様に、違ったタイプのS女性・S男性たち(えーっと、ひぃ、ふぅ、みぃ……6タイプですね)との交流を通じて、自分がどんなS性を目指しているのかに開眼する綾花。そして綾花がついに「開花」して、2日目は終了と言うことになります。
 名前もそれぞれいい感じに、個性を示しています。この作品を書き始めたときには、全然考えずにつけたんですけどね。自らの中に眠るM性の萌芽を恐れる「実」・望実君。自らがどのような花を咲かせるのか判らないため、蕾のままに戸惑う「花」・綾花。それぞれが芽を出し、花を咲かせる中で、お互いを最良のパートナーとして選ぶ。そんなストーリーです。
 ですからSM作品と言いつつ、けっこうお互いらぶらぶだったりします。まぁ、愛のかたちは人それぞれ、と言ったところですね。

 あともう少しで『~3日目・**編~』も書き上がります。そちらはもう完全に「覚醒した綾花」が「未だ覚醒していない望実」を弄り倒すストーリーですので、望実君にとってはつらい展開になってしまっていますが……これも愛ゆえと、耐えていただきましょう(酷)。

 ではでは。また明日以降、『女児転生』を連載いたします。ご期待下さっている方は、ポチっと拍手を下されば幸いです。

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