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体験入学 第三章(8)
最近迷走中の神無月です。
というのも、強制女装モノのジャンルとして
「女装が似合わない男性に無理矢理女装させて、周りから変態のオカマ扱いされることで辱める」
のが認められるのかどうかについて。恥辱のレベルとしてはかなり高いので、被虐系SMならありかなーとも思いつつ、他の方々の女装小説だと、あまり見かけないので……(もしもそうしたジャンルの作品があれば、是非紹介してください)。
そんなわけで、「亭主失格シリーズ」で試験的に導入してみたのですが、皆さんはどうでしょうか。あんまり「見苦しい系の女装小説なんて読みたくない><」という方が多ければ、今後は少し控えたいと思います。
さて、前振りが長くなりましたが、これより開演っ。
* * *
(8)
しばらく走っていると、さすがに疲れてきた。それに、ただでさえ一五〇センチ以上の背丈の人間が、小さい女の子の服を着ているのは目立つ。走っていればなおさらだ。
立ち止まった武生は、そもそもどこに出かける予定だったのか、それを聞いていなかったのを思い出した。知香は二人で出かける予定だったのか、それとも武生一人をどこかにお使いさせるつもりだったのか。それさえも聞いていない。
いや、そういえば出かける直前、知香は自分のバッグに何か入れていたっけ。それを思い出した武生は、とりあえず立ち止まって、それを取り出そうと考える。もしかしたら、どこに行けとかそういう類の指示が入っているのかも知れない。
ちょうど目の前に小さな公園があったので、そのベンチに座る。幸い、公園内には誰もいなかった。
しかし座った途端、いままで忘れていた疼きが彼を襲った。さっきまで、千草さんが目の前にいたショックと、走っていた震動で気にならなかったローターの動きが、急激に性器と乳首の神経を責め立てる。
「……うぅ」
いったん気になり始めると、もはや無視することはできなくなってきた。ペ*スを触りたくなる手の動きを懸命にこらえながら、彼は背中のバッグを下ろし、中身を取り出す。
中に入っていたのは、パステルカラーのメモ帳。めくると、小さな地図と、簡単な指示がかかれていた。
「一五時に帰宅する。コードHE3のみを着用の上、机の上のマニュアル通りに夫を出迎えるように」
さらに奥を探ると、鍵が一つ出てきた。どうやら地図にある部屋にひとりで行き、鍵を使って開けた上で、「夫」として帰ってくる知香を出迎えろ。そう言うことらしい。
地図が指定しているのは、駅前近くの小さなマンション。何で知香がマンションの鍵を持っているのか全く判らなかったが、それでも行かざるをえない。公園の時計を見ると、指定の時間まであと一時間ほどだ。この公園からマンションまで、およそ一〇分。何とか間に合いそうだった。
しかし。
「あ、はぁ、はぁ……」
苦しい。さっきの射精からまだ一時間ほどしか経っていなかったが、武生とて若い男性である。すでにペニスは再びの勃起を始めていた。最低速度というのは、意識をしないようにするのも難しければ、それで射精に至るのも難しい、本当に生殺しの強さである。
「……っく、あ、あぁ、はぁ……」
出したいのを懸命にこらえながら、バッグを背負い、彼は大きく息をして立ち上がった。マンションについたら、いったん出そう。そう思ったのだ。
ゆっくりと歩きながら、駅前のマンションに向かう。女児用の可愛い服を着た、大きな体の子供が珍しいのか、行く人行く人みんなが彼を振り返り、くすくす笑ったり、指さしたりする。耐え難い恥辱に泣きながら、三点を緩やかに責め立てるローターの刺激に喘ぎながら、彼はやっと、指定されたマンションの下に来た。
指定された部屋は六階なので、上の階に向かおうとエレベーターを探す。幸い、住人とすれ違うことなく見つかった。
しかしエレベーターに入った途端、武生は驚愕に凍り付いた。エレベーターの奥には大きな鏡がある。そして鏡の向こうに立っているのは、女児服を着たあげく顔を大きく上気させて喘いでいる、どう見ても興奮しているとしか思えない表情の自分の姿。足もとも、性感に耐えきれずがくがく震えているのが丸わかりだ。そして、デニムのスカートの前にできた大きなシミと、そこで存在を主張するペ*スのシルエット――。
「う……あ、うああぁぁぁ……」
どう見ても、女児服フェチの変態男だ。警官に見つからなかったのは、本当に幸運だった。見つかっていれば、職質どころか逮捕ものだ。
こんな格好で人通りの多い駅前の道を歩いていたことに、武生は泣いた。エレベーターで、指定された部屋の六階に上る間も泣き、廊下を通って部屋の前に向かう間も泣き、鍵を使って部屋の中に入ってから、さらに泣いた。
これならまだ、翠からの陵辱の方がはるかにマシだった。翠が与えるのは、彼を全面的に少女として扱い、周りから少女として認識させることで辱めるものだ。確かに、その場での協力者や、限定的で安全な相手には、武生を男性として紹介することもあったが、不特定多数の人間に彼の正体を明かすことはなかった。そして遂に、女装をした状態で彼に性的興奮を与えることはしなかった。
しかし知香は違う。女装させた上で性戯をしこんだり、身近な人や不特定多数の人から「少女の服を着た男性」であると判るようなことをするのだ。そしてそれによって変態扱いされるのは、彼女自身ではなく、彼女の贄である武生に他ならない。
悪夢だった。そして最大の悪夢は、その相手が自分の実の妹であり、もはや彼女から逃れる道は何一つ残されていないことだった。
というのも、強制女装モノのジャンルとして
「女装が似合わない男性に無理矢理女装させて、周りから変態のオカマ扱いされることで辱める」
のが認められるのかどうかについて。恥辱のレベルとしてはかなり高いので、被虐系SMならありかなーとも思いつつ、他の方々の女装小説だと、あまり見かけないので……(もしもそうしたジャンルの作品があれば、是非紹介してください)。
そんなわけで、「亭主失格シリーズ」で試験的に導入してみたのですが、皆さんはどうでしょうか。あんまり「見苦しい系の女装小説なんて読みたくない><」という方が多ければ、今後は少し控えたいと思います。
さて、前振りが長くなりましたが、これより開演っ。
* * *
(8)
しばらく走っていると、さすがに疲れてきた。それに、ただでさえ一五〇センチ以上の背丈の人間が、小さい女の子の服を着ているのは目立つ。走っていればなおさらだ。
立ち止まった武生は、そもそもどこに出かける予定だったのか、それを聞いていなかったのを思い出した。知香は二人で出かける予定だったのか、それとも武生一人をどこかにお使いさせるつもりだったのか。それさえも聞いていない。
いや、そういえば出かける直前、知香は自分のバッグに何か入れていたっけ。それを思い出した武生は、とりあえず立ち止まって、それを取り出そうと考える。もしかしたら、どこに行けとかそういう類の指示が入っているのかも知れない。
ちょうど目の前に小さな公園があったので、そのベンチに座る。幸い、公園内には誰もいなかった。
しかし座った途端、いままで忘れていた疼きが彼を襲った。さっきまで、千草さんが目の前にいたショックと、走っていた震動で気にならなかったローターの動きが、急激に性器と乳首の神経を責め立てる。
「……うぅ」
いったん気になり始めると、もはや無視することはできなくなってきた。ペ*スを触りたくなる手の動きを懸命にこらえながら、彼は背中のバッグを下ろし、中身を取り出す。
中に入っていたのは、パステルカラーのメモ帳。めくると、小さな地図と、簡単な指示がかかれていた。
「一五時に帰宅する。コードHE3のみを着用の上、机の上のマニュアル通りに夫を出迎えるように」
さらに奥を探ると、鍵が一つ出てきた。どうやら地図にある部屋にひとりで行き、鍵を使って開けた上で、「夫」として帰ってくる知香を出迎えろ。そう言うことらしい。
地図が指定しているのは、駅前近くの小さなマンション。何で知香がマンションの鍵を持っているのか全く判らなかったが、それでも行かざるをえない。公園の時計を見ると、指定の時間まであと一時間ほどだ。この公園からマンションまで、およそ一〇分。何とか間に合いそうだった。
しかし。
「あ、はぁ、はぁ……」
苦しい。さっきの射精からまだ一時間ほどしか経っていなかったが、武生とて若い男性である。すでにペニスは再びの勃起を始めていた。最低速度というのは、意識をしないようにするのも難しければ、それで射精に至るのも難しい、本当に生殺しの強さである。
「……っく、あ、あぁ、はぁ……」
出したいのを懸命にこらえながら、バッグを背負い、彼は大きく息をして立ち上がった。マンションについたら、いったん出そう。そう思ったのだ。
ゆっくりと歩きながら、駅前のマンションに向かう。女児用の可愛い服を着た、大きな体の子供が珍しいのか、行く人行く人みんなが彼を振り返り、くすくす笑ったり、指さしたりする。耐え難い恥辱に泣きながら、三点を緩やかに責め立てるローターの刺激に喘ぎながら、彼はやっと、指定されたマンションの下に来た。
指定された部屋は六階なので、上の階に向かおうとエレベーターを探す。幸い、住人とすれ違うことなく見つかった。
しかしエレベーターに入った途端、武生は驚愕に凍り付いた。エレベーターの奥には大きな鏡がある。そして鏡の向こうに立っているのは、女児服を着たあげく顔を大きく上気させて喘いでいる、どう見ても興奮しているとしか思えない表情の自分の姿。足もとも、性感に耐えきれずがくがく震えているのが丸わかりだ。そして、デニムのスカートの前にできた大きなシミと、そこで存在を主張するペ*スのシルエット――。
「う……あ、うああぁぁぁ……」
どう見ても、女児服フェチの変態男だ。警官に見つからなかったのは、本当に幸運だった。見つかっていれば、職質どころか逮捕ものだ。
こんな格好で人通りの多い駅前の道を歩いていたことに、武生は泣いた。エレベーターで、指定された部屋の六階に上る間も泣き、廊下を通って部屋の前に向かう間も泣き、鍵を使って部屋の中に入ってから、さらに泣いた。
これならまだ、翠からの陵辱の方がはるかにマシだった。翠が与えるのは、彼を全面的に少女として扱い、周りから少女として認識させることで辱めるものだ。確かに、その場での協力者や、限定的で安全な相手には、武生を男性として紹介することもあったが、不特定多数の人間に彼の正体を明かすことはなかった。そして遂に、女装をした状態で彼に性的興奮を与えることはしなかった。
しかし知香は違う。女装させた上で性戯をしこんだり、身近な人や不特定多数の人から「少女の服を着た男性」であると判るようなことをするのだ。そしてそれによって変態扱いされるのは、彼女自身ではなく、彼女の贄である武生に他ならない。
悪夢だった。そして最大の悪夢は、その相手が自分の実の妹であり、もはや彼女から逃れる道は何一つ残されていないことだった。