2ntブログ

十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2014-06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ユニコーンの角 ~修道院篇~」販売開始

 おはようございます、神無月です。

 以前「バビロンの掟」として発売した作品を、後半を中心に内容に大幅な変更を加え、「ユニコーンの角」と改題して、再販が開始されました。「バビロンの掟」そのものも同梱されていますので、そちらが好きだったという方もご安心ください。

  ユニコーンの角 ~修道院篇~

 舞台は、近未来の東京。児童ポルノが蔓延する状況を改善するため、極めて厳格な児童ポルノ禁止法(禁止法)を制定し、国連児童機関──通称《ユニコーン》と呼ばれる組織の推進する《児童保安都市》になった。そこでは、禁止法に違反した男性は肉体を少女のように変えられ、《シスター》と呼ばれて、少女たちがされたのと同じように蹂躙され、凌辱される。

 会社員の遠野恭介は、身に覚えのない禁止法違反で《シスター》になり、《修道院》と呼ばれる施設で辱めを受ける。やがて《修道院》を出た彼は、愛する娘のもとに帰るため、元の身体に戻るための試練を受けることになる・・・。


 「バビロン」を読んだ方ならお判りかと思いますが、後半の展開──というよりも物語の主軸がかなり変わっています。構想や設定そのものは昔からあったのですが、当時の構成力ではここまで書き切る力が無くて、けっきょくあんな感じになっていました。今回は、自分でもかなり満足できる作品に仕上がっています。
 「バビロン」から「ユニコーン」になるにあたって追加された設定をちょちょいと書きだすと…。

「ママ」
 《修道院》外の《シスター》に対して様々な命令を行い、男たちから金銭を受け取ることを生業にする女性。特に資格はなく、レイプなど禁じられた命令を行わないように気を付けている。

《煉獄》
 《シスター》が元の身体に戻るためのステップ。四つのステップをすべて終えれば、元の身体に戻ることが許される。

《巡礼》
 《煉獄》の最終ステップ。極めて困難で、これまで成功した《シスター》は誰もいない。

 細かい話になりますが、用語を囲む「」と《》の違いは、公称か、俗称かの違いです。《ユニコーン》や児童保安委員会が公式に読んでいるものは《》、俗称として民間に定着しているものは「」で区別しています。

 もともとこの作品、児童ポルノ規制法が議論され始めたころに書いた作品でして、内容的にはかなり風刺を含んだものになっています。過剰な取り締まりや冤罪、一番悪い人たちが見逃されているアンバランスさ。そして今日、児童ポルノ規制法が可決され、処罰の条件も内容もあいまいなままに施行されようとしています。そう言った意味でも、このタイミングにこの作品を出せてよかったと思っています。

 ではでは。かなりハードな内容となっていますが、どうぞよろしくお願いします。

 | HOME |