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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2010-07

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なんてことだ……。

 そんなわけで、昨日言ったように昭島さんと買い物に行ってきたよ。

 ……で、帰ってすぐに、ぼくは妹の部屋に向かった。いきなり開けて妹の名前を呼ぶと、妹は、ボクがノックせずに入ってきたことを怒りもしないで、ぼくの姿を見て、けらけらと笑いやがった。
「似合ってんじゃん」
「うるさいっ、最初から判ってたんだろ!?」
「兄貴が買ってきた服が、ガールズだって? そりゃそうだよ。ボタンの合わせ目を見りゃ、すぐわかるって」
 そう。ぼくが先週買ってきたシャツは、女物だったんだ。そしてそのあと妹がくれたタンクトップ(昭島さんにそう言われてはじめて、このランニングが女児ものだって知った)からTシャツ、ジーンズまで、すべて女物だって。
 でもって、昭島さんは変な誤解をしていたんだ。ぼくが、隠れ女装者(なんて人種がいるらしい)なんじゃないかって。ぼくがシャツの下に着ていたタンクトップを見たときなんか、証拠をつかんだ、と言わんばかりの顔をしていたっけ。違うって言うのに、ぜんぜん聞いてくれないし、「あたしのお古をあげるよ」って言って、たくさんの服を押しつけられるし……
 今日の帰りも、昭島さんのコーディネートした女子用のフリル付きジーンズとタンクトップを着せられた。近所の人に見られて、明日からどうしよう。

 しかも、妹だけじゃなかった。お母さんまで、ぼくが女の子の服を着る趣味があると思いこんでいるらしい。必死に説明したけど、ぜんぜん聞いてくれなかった。誤解だぁーっ。
 もう嫌だ。寝る。いま着ているパジャマにしても、女子用の室内着らしいけど、もう知らない。
 明日から、一体どうなるんだろう……。

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