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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2024-05

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長編『禁じられた遊び』 (12)

登場人物
 上村 大海(うえむら ひろみ)……中学一年生の少年。
 天野 聡子(あまの さとこ)……大海の同級生。

あらすじ
 中学生の上村大海は、ある日、同級生の天野聡子に誘われて、空き教室で彼女の制服を着てみることになる…。

 ピクシブにもまとめました。こちらからどうぞ。    
 
 (12)

 天野さんは、いつの間にかジャージに着替えている。下着は予備のを穿いたのか、あるいはじかにジャージを穿いているのか判らなかったけれど。
「さて、下着も付けたし、そろそろ制服を着てもいいわよ。上村くんが興味津々な、女子の制服をね」
「うん」
 気分が高揚してする。今までは単に恥ずかしくてたまらなかったのが、だんだん、女子制服を着られる喜びのほうが強くなってきた。
 ぼくは、机の上に積まれている彼女の制服に手を伸ばした。
 真っ白なブラウスは、さすがにぬくもりを残してはいなかったけれど、妙に指に吸いつくようななまめかしさがあった。
「最初はブラウスよ。男子とはボタンの位置が違うから気を付けてね」
「え……あ、本当だ」
 羽織ってみて、男子のシャツと違うのが判る。ボタンの位置もそうだけど、男子のシャツよりも胸元がゆったりしていて、かわりに肩のあたりや、首回りがきつい。それでも、第二ボタンから下をすべて止め終えた。
「じゃあ、スカートね。一番のお楽しみかな?」
「うん」
 ついに、憧れのスカートだ。
 小学校のころから、女子が穿いているのを見て羨ましく思っていたスカート。じつのところ、友達の女の子に女装させられそうになったことも何度かあるんだけど、そのたびに恥ずかしくなって嫌がってしまい、結局穿いたことはなかったのだ。
 そのスカートを、ついに――
 紺の、プリーツスカート。手にしてみると、意外なほど重い。もっとふんわりと軽いイメージだったんだけど、ウエスト部分がしっかりした作りになっていて、布地自体もずっしりしている。
 それを口にすると、天野さんはくすくす笑った。
「まぁ、冬服だからね。夏スカートはもっと軽いんだけど。大丈夫よ、夏になったらそっちも着せてあげるから」
「ほんと? ありがとう」
 スカートのホックとファスナーは、外れている。大きく広がったスカートの間に、片方ずつ足を通して、ウエストまで持ち上げた。
男子と同じように前でホックを止め、ファスナーを上げる。
「こ、これでいいのかな……?」
「ふふっ、だめよ。ファスナーを、左に回して」
「うん」
 言われたとおりに、スカートを回して、ホックが左に来るようにする。揺れるプリーツが太腿にこすれ、ぞくぞくと、快感が背筋を駆けあがってくる。
「ふふっ、初めてのスカート、着心地はどうかしら?」

  (続く)

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