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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2024-05

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長編『禁じられた遊び』 (10)

『禁じられた遊び』 (10)

登場人物
 上村 大海(うえむら ひろみ)……中学一年生の少年。
 天野 聡子(あまの さとこ)……大海の同級生。

あらすじ
 中学生の上村大海は、ある日、同級生の天野聡子に誘われて、空き教室で彼女の制服を着てみることになる…。

 ピクシブにもまとめました。こちらからどうぞ。  

  (10)
 
 ブラのストラップに腕を通すと、天野さんの体が、背中から離れた。さすがに密着した状態だと、ブラをつけられないんだろう。そのまま、ホックの部分を後ろから天野さんが引っ張った。
 胸元に、カップが当たり、肩と脇腹にブラジャーが食い込む。ほんのりと残る体温が熱を帯び、火傷するかと思うほどの感覚がした。
「んっ……!」
 こみ上げる恥ずかしさをこらえきれず、ぼくは小さくうめいた。
「ホック、留めてあげるね」
 天野さんはそう言うと、ぼくの返事を待たずにホックを止めた。ぴっちりとしたブラが、アンダーバストを優しく締め付ける。
「はぁっ……」
「どう? 初めてのブラジャーは?」
「ん……なんだか、気持ちいい……」
 おかしなことに、これだけの締め付け感があるにもかかわらず、それは決して不愉快ではなかった。女の子になるための階段を上っているんだ――その感覚が、心地いい。
「うふふっ、上村くんたら、女の子になる素質があるみたいね」
 天野さんは言いながら、ぼくの前に回り込んできた。いつの間にか、もと着ていた体操着を着ている。ノーブラの胸が、いつもより大きく揺れていた。
「さて、次はショーツね。いつまでも、ブラジャーだけのままでいるわけにもいかないもんね」
「う、うん……」
 胸が、また高鳴った。
 まさか、もしかして、ショーツもブラジャーと同じように、いま天野さんがつけているものを――
 その、まさかだった。
 天野さんは何のためらいも(少なくともぼくの見る限りは)なく、上履きを脱ぎ、体操着のジャージを脱いだ。ブラジャーと同じ、ライムグリーンのギンガムチェックに花レースの付いたビキニショーツ。
「あ、天野さん……」
「さすがにこれは、ちょっと恥ずかしいかな……」
 言いながらも、彼女はジャージを脱ぎ捨てて、さらにショーツに手をかけた。
 気を利かせてよそを向いていたほうがいいんだろうかと思いながらも、ぼくはその光景から目が離せない。
 そしてついに――天野さんは腰をかがめ、ショーツを下ろした。

  (続く)

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