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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2024-05

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『少年かぐや』 第十六回(前編)

 こんばんは、神無月です。
 新刊発売開始から数日経ちましたが、DL下さりありがとうございました。今後も女装・幼児化小説などを発表していく予定ですので、感想などありましたら、遠慮無くお寄せ下さいませ。

 現在は「女装旅行」の再販に向けて、イラストを描いています。久しぶりなので少しキャラのイメージを変えつつ、話としての整合性に破綻が出ないようにするのはなかなか難しい作業ですが、長らくお待たせしてしまっているので一日も早い再販をめざしています。
 それ以外にも「バビロン」など、販売停止してしまったものがあるので、そちらも再販の準備をしたいと思っています。

 そしてもう一つ。

 販売停止措置に関して、皆様にご迷惑をおかけしてしまい、改めてお詫び申し上げます。
 私の想像していた以上に、「DLしたデータを無くしてしまったけれど再DLできなくなった」というご意見がありまして、深く反省しています。
 今後はこうしたことのないよう、販売停止はいたしません。
 仮に、その内容に手直しを加えたいと思った場合でも、発売されてるもの自体を差し替えるという措置を取ります。

 さて、というわけで今週分です。そのうち、「少年かぐや」もサイトのほうにまとめなくてはと思っているのですが、そちらは後回しになってしまっています。年末にはなんとかしたいですね。

 では、どうぞ。
   
  * * * * *

  (第十六回)

 翌週、阪井隆人は部員たちを連れて、舘川市内にある私立の幼稚園を訪れていた。
「今日はありがとうございますね、みなさん。子供達も、とっても楽しみにしてるんですよ」
 園長室に通された部員たちを前に、小太りの老婦人はそう言って出迎えた。
「ご期待に添えるよう、頑張ります」
 隆人はそう言って、交流会の準備に取りかかった。
 すでに他の部員たちは、それぞれすぐに動ける服装になっている。男の子にサッカーを教える男子部員は、動きやすいジャージ姿でボールを取りだし、女の子と一緒にお絵かきをする事になっている女子部員は、汚れてもいい服の上にエプロンをかけてクレヨンを取り出す。
 その中で隆人は、森居りみに話しかけた。
「森居さん。先週話してた、俺の衣装は……?」
 ワンピースにエプロン姿のりみは、隆人の不安を誘う微笑みを浮かべながら、
「衣装……って、ああ、部長が子供役になるときの衣装ですか?」
「あ、ああ……」
「ええと、ちょっと待ってくださいね」りみはここまでしょってきた大きなカバンをまさぐって、「確かここに……あ、ありました。はい、これどうぞ」
 りみはそういって、何着かの服を隆人に差し出す。
「あ、ありがと――」
 反射的に受け取った隆人は、お礼を言いかけて絶句した。
 その衣装は、どこかで見たことがある。
「な、なんだ、これ……?」
 丸襟の、白いシャツ。いや、左前は女子用のブラウスか。
 緑色のタータンチェックの、厚ぼったい生地には、肩紐と細かなプリーツがついている。女児用の吊りスカートに間違いなかった。
 さらに胸元に結ぶ黄色いリボンと、名札。
 レースのついたショートソックス。赤い上履き。
 とどめに、レモン・イエローの安全帽。
 まさにそれは、他でもなく――
「い、いったい、この幼稚園の女児制服はなんなんだよっ!」
 そう叫んだ隆人の手から、ばらばらと、170センチサイズの女児制服が床の上に落ちた。

  (後半に続く)

コメント

新作購入しましたが、やはり僕にはあまりツボにハマりませんでした。
女装旅行、再販されるのですね。イラストを描かれているとのことですが、もし可能であれば強制女装旅行 ~2日目の後半に出て来る〝 背中側から見れば、ごく普通の白いワンピース 〟姿のイラストが見たいです。

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