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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2024-05

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台風一過。

 神無月です。
 今日は特に話題もないので、素直に小説の続きをどうぞ。
  (続き)

 むろんそうして話している間も、ススムは朝学校に行ったときのまま、ワンピースの下におむつをあて、赤ちゃんのようながにまたで歩いています。ですがよく見なければおむつをつけていることも判らないくらいですし、ススムの見た目は女の子っぽいので、意外と注目する人はいません。
 昼間に行った大型スーパーの子供服売り場で、ススムの靴と靴下を購入しました。
 店員さんも私のことを覚えていてくれて、「息子のススムです」と紹介するとびっくりしていましたが、喜んで女の子用の靴を試着させてくれました。
 ススムはずっと、泣きそうな顔でうつむいていました。
 さらにランドセルも、ハートをあちこちにあしらった「女の子のための」ピンクのランドセルを購入し、中身を詰め替えてそのまま背負わせました。あちこちがすり切れた古い黒ランドセルは、そのままお店に処分してもらいます。
 これでどう見ても、ススムは可愛い女の子です。
 私は、ベビーカーに乗せて連れてきていたアユミを胸元に抱きかかえ、
「どう、アユミ? お兄ちゃん、すっかり女の子になっちゃったわね。ふふっ、ススムちゃんは女の子だから、お姉ちゃんかしら」
 アユミは嬉しそうに、きゃっきゃと笑いました。
 文具やノートも、女の子持ちの可愛いデザインのものを買って、そのたびに古いものは捨ててしまいました。
「これで明日から、女の子で学校に行けるね」
 帰り道にそう言うと、ススムは小さな声で「うん」と答えました。
 それから数日は、平穏な日々が続きました。
 ススムはおむつのとれない女の子として学校に通い、私は家事と育児の合間に、ススムのためにお洋服を作ってあげます。
 ススムは学校で、ずいぶんクラスメイトたちから可愛がってもらっているようです。女の子たちに言われるままにいろいろな可愛い服を着せられているみたいですし、外で体育のときは女の子から、大きめサイズのブルマーを借りておむつカバーが汚れないようにしているそうです。体育館なら汚れる心配もないので、おむつカバーを丸出し。
 さらに私は、アユミが使っていたおしゃぶりをススムにあげました。お食事と、学校でお勉強しているとき以外はずっとおしゃぶりをくわえているように言いつけると、ススムはおとなしくそれをくわえて学校に行きました。かわりにアユミには、この前買ってきた新しいおしゃぶりを使わせます。
 哺乳瓶も、アユミには新品を使ってもらって、お下がりをススムに。ススムとアユミが並んで哺乳瓶をちゅうちゅうしている姿はとても可愛くて、母親冥利に尽きますね。
 そしてついに、ススムのために作っていたロンパースが完成しました。
 もちろん女の子用のデザインで、腰回りにフリルがついているものです。股のところはスナップボタンで留めるようになっていて、おむつ交換がしやすくなっていますし、フレンチ袖や刺繍入りの丸襟、胸元のハートプリントなどが、我ながら可愛いデザインに仕上がりました。
 さっそくおむつカバーの上からそれを着せると、ススムが本当に赤ちゃんに逆戻りしたみたいです。アユミの見ている前で部屋の中をはいはいさせた後、そのままランドセルを背負わせて、学校に送り出しました。

コメント

初めまして

あまりに素晴らしい作品なので書き込ませていただきました


ススム君がこれからどのようにお姉ちゃんになっていくのかがとても楽しみですね

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