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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2024-05

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『女児転生』 第二章(9)


  (9)

 お出かけだからと、俺は新しく別の服に着替えさせられた。女の子のお出かけ着、といった感じの衿付きサマードレス。オレンジ色のチェック模様が、いやに可愛らしい。頭には、リボンのついた麦わら帽子。足元は編み上げサンダルで、自分で言うのもなんだが避暑地のお嬢さんのような服だ。
 一方で同行するリアル小学生三人は、それぞれラフなスタイルだ。秋穂ちゃんは水色のキャミワンピだし、冬花ちゃんはシャツワンピにスパッツ、有里奈ちゃんは黒いノースリーブタートルネックに、七分丈のパンツ。この三人の中で俺ひとり、気合いの入った可愛らしいお嬢様スタイルなのだから──
「なーんかみんな、お兄ちゃんに注目してるよね」
「ふ、冬花ちゃん、余り大きな声で……」
 俺は思わず言った。冬花ちゃんの言うとおりさっきから、俺は道行く人に、注目され続けているのだ。しかし、
「なによ、お兄ちゃんはお兄ちゃんでしょ。あたしたちより年上の、お兄ちゃんじゃない。確かにぱっと見じゃ判らないほど女の子っぽいし、本当に小学生の女の子なあたしたちとならんでも判らないくらいだけど、でも18歳の男の子ならそれらしく、自分が本当は高校生の男の子だって認めなさいよ」
 大声で反論されて、さらに人目が集まる。これでは言えば言うほど、恥の上塗りだ。大通りを歩く通行人が、ひそひそと話しながら俺を見ているのが判る。これ以上何か言われないように、俺はじっと、口をつぐむ。
「それに、私たちみたいな小学生に一緒にいると、本当に小学生なんだって思われて恥ずかしいのよね だから、周りにちゃんとお兄ちゃんなんだって判ってもらったほうがいいんじゃないかしら。どっちみち恥ずかしいことではあるけど」
 追い打ちをかけるように、有里奈ちゃん。俺は真っ赤になったが、しかし逃げるわけにも行かず、ただ女の子たちにからかわれるままになっているしかない。一体、いつまで歩けばいいんだろう。どれだけ辱められれば、彼女たちは気が済むのだろう。
 そう思っていたときだった。秋穂ちゃんが、
「あ、このお店よ」
 「文月制服店」の看板が掛かる店の前で立ち止まり、ぼくらは店内に入っていった。
「すいませーん」
「はい、いらっしゃいませ。あらあら、秋穂ちゃん。お友だちいっぱいつれて、どうしたの?」
 迎えたのは、俺の目から見た「お姉さん」だった。すっきりしたシャツとパンツを身につけた、大学生くらいの女性。
「ネネおねーちゃん、こんにちは! きょうはね、えっとね、試着させてもらいに来たの!」
「あらあら」ネネ、と呼ばれた女性はくすんと笑って、「だめよー、可愛い制服を着たいのは判るけど、本当ならお客さんだけなんだからね」
「う……だめ?」
「うーん。でも、久しぶりに秋穂ちゃんの可愛い顔を見られたことだし、特別にサービスしてあげる。どれを着たいの? ちょっとお姉ちゃんぶって、中学生の制服?」
「えーとね、幼稚園の制服! 秋穂がむかし着てたの!」
「あらあら。構わないけど、どうしたの? 急に昔の制服を着たがるなんて」
「あ、試着するのは秋穂じゃないよ! あっちのお兄ちゃん!」
 秋穂ちゃんはそう言って、こっちを見た。
 げっ。俺がビビっていると、ネネさんは迷うことなくまっすぐに俺を見た。両側には同じくらいの背丈──というか有里奈ちゃんに至っては、俺より少し背が高い──の少女が二人いるのに、何で判ったんだろう?
「それだけ引きつった顔をしてれば、ふつう判るわ」有里奈ちゃんが、見透かしたように言う。「初めまして、制服店のお姉さん。私と向こう側の子は、秋穂ちゃんの友達です。で、この真ん中の人が、秋穂ちゃんのお隣に住む高校生の男の子です。試着したいのは、このお兄ちゃんなんです」
「へぇ」
 その瞬間、俺を見つめるネネさんの目の色が変わった。優しい親切な店員さんの表情から、サディスティックな蛇の目に。それを見ただけで、俺は判った。この人は、酒匂先生や佐々木莉子と同じ人種だと。
「ふふっ、高校生の男の子、ねぇ。とてもそうは見えないけど……ふふっ、そう。なら、いいわ。ここには、そのくらいのサイズの制服も用意してあるもの。好きなだけ、試着させてあげる」
 ネネさんは笑った。まるで女郎蜘蛛が、巣にかかった獲物を見るような目だった。

  * * *

 SMカップルの逆転というシチュエーションも、いいですよね。肉体転換ものと絡めてみるのも、面白そうです。
 僕はメス豚? ファンタジーものが好きな方向きですね。

コメント

本編の流れ、普通じゃない服が出てきそうでいい感じですね。
シチュエーションで辱められるのもいいですが、
物理的に逃れられなくなる様な展開も好きなのでどちらになるのか楽しみです。

閑話休題。
女装日誌や下着女装の話題を読んでいて思いついたネタをまた少々書かせて頂きます。
催眠術などで男性用の洋服と女児向け洋服の認識を入れ替えられてしまうと言うものです。
気付かぬままに女児向けの服を着てしまった所を写真に撮られたり、
そのことを説明されて男性用の格好をしている筈なのに女児向けの服を着ているような
恥ずかしい思いをさせられたり。
知らぬ間に部分的に認識を戻されてしまって、男性向け下着だと思って
女児用と認識している下着を着けたのに本当に女児用で、
それが周囲にばれてしまい騒ぎになったり、と。
最後には自分が選んだ服がどんな服なのか全く自信が持てなくなってしまって、
選んでもらった服を着せてもらって受け入れるしか無い様な状況になる、
とか面白いかもしれませんね。
以上、お目汚し失礼しました。

いいな、バニーは結構好き(^^♪
ってか、一番好きかも。
こんなのマジ着れるようになりたいよ。

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