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十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2024-05

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恭賀新年。

 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 といっても三箇日を過ぎてからだと間抜けな響きがいたしますが、これにはちょっとした事情があります。年が明けた直後、モデムが突如としてうんともすんとも言わなくなったのです。6年近く頑張っていましたから、大往生でしょう(待て)

 今年も破竹の勢いで頑張りたい……ところなのですが、げんざいしばらく別のことにかかりきりになっています。それでも暇を見つけては、ちまちまと新作も書いていますので、ご期待下されば幸いです。

 さて、新年といえば初詣、初詣といえば神社、神社といえば巫女さん。巫女さんというと今では純潔なイメージですが、上古では「神の依り代」として、巫女との性行為がすなわちカミとの交わりを意味すると考えられていたり、時代が下れば流れの巫女として春をひさぐこともあったりと、色々あったようです。そんなことでここは一席。ちょっと雰囲気を出すためのギミックが多いですが……。

 * * *

 身を切るほどに空気の冷たい正月一日。針葉樹林に覆われた山々の、その一角にある神社で、とある神事が行われようとしていた。
 白い小袖に緋袴をまとった上屋城神子(かみやしろ みこ)は、これから始まる神事への緊張から身を震わせた。
 上屋城家は代々、この小さな神社を守る宮司の家である。源流を辿れば平安初期にまで遡れるというこの神社には、上古の風習を息づかせる伝統が残っている。そして新年には、この神社にのみ伝わる神事が、厳かに執り行われる。
(落ち着け、落ち着け、落ち着け……大丈夫、大丈夫だ。今まで何人もの人がやってきた神事なんだし、叔父さんだってやったんだから……!)
 神子は自分に言い聞かせるように呟く。しかしそれは童子に、不安のあらわれでもあった。
 神子が今座っているのは、神社の境内に築かれた祭壇だ。東西南北は青、白、赤、黒の房で縁取られていて、祭壇そのものは黄色く塗られている。
 その中央に座る神子は、南を向いている。正面を向くと、カメラを構えた何人もの男性が構えていた。見越す型をカメラに収めようとしているのだが、いわゆるカメラ小僧ではない。この神社に伝わる神事を研究する、国学者たちだ。中には、ドラマの撮影で使われるような本格的なカメラを構えている者もいる。
(う……俺のこんな姿が、カメラに……!)
 采女は顔を真っ赤にして、奥歯を噛みしめた。そう。白い面も、真っ赤になった頬も、丹塗りの唇も、白い巾でまとめた黒髪も……どう見ても妙齢の少女としか思えないが、上屋城神子はれっきとした男なのだ。
 しかし神子は、生まれてからこのかた女の子として育てられてきた。スカートを穿き、ピンクの服を着て、赤いランドセルを背負って。からかわれたこともあったが、それ以上に、男でありながら女物の服を着せられ続けることが、たまらなく恥ずかしかった。
 しかしそれも、今日で終わりだ。そう考えれば、この儀式から逃げるわけにはいかない。たとえそれがどのようなものであろうと。
 この点について研究書を参考すれば、以下のようになる。
「上屋城家には代代、その時点での末子に神子とつけ、女子として育てる風習があつた。これは民俗学に於ける末子成功譚との関りとして注目に値するが、恐らく末子を神聖視する古代の風習を残したものであらう。(中略)また、男の子を守るために女子として育てる風習も、また興味深い」
 法律上、神子にも男性としての名前はある。しかし神子は自分がどんな名前なのか、十五になる今まで知らされていなかった。
 すべてはこの神事のために。
 緊張に震える神子の左側……すなわち東方から、一人の男性が壇上に登る。神子の兄だった。
 神子の兄が身にまとうのは、神職の着る袴……なのだが、その股間は大きくくつろげられ、隆々とした一物が覗いていた。大きい。実兄の持ち物のあまりの大きさに、神子の顔が思わず引きつった。
 さらに南、西、北に男性が現れる。いずれも股間からは、ロバのような陰茎をぶら下げていた。こちらの三人も、神子の実兄だ。
 しかし、いつも見慣れている姿とはあまりに異なる様子に、神子は身体を震わせた。ぎらぎらと光って自分を見つめる目つきが、明らかに「女」を見る目だった。
 しかしやらなければならない。神子は作法通りに、
「ワケンヤワケンヤ、カンチワケンヤ。カンチホシウバ、アガホトサグリタマヘ」
 儀式の始まりを告げる言葉を、口にした。

 書を引けば、この儀式の主眼は以下のようなものであるという。
「神子として育てられた末子は、実の兄等によって輪姦される。兄等は神聖なる末子と交はることで、カンチすなはち『神霊(カヌチ)』を得んとするのであらう。他の多くの地域では女子がカミの依り代と見なされるところ、男児にその役目を負はすところにこの神社の特色がある……」
 つまりカミの依り代たる末子に巫女の衣装を着せたうえで、男と交わらせる……それこそが、上屋城の家に代々伝わる神事なのだった。

  * * *

 儀式によって神子になった男の子が、実の兄たちから公開輪姦されるストーリー。なんとなーくそれっぽい雰囲気を出していますが適当です。次回、初めてとなる男性×女装少年になりそうですので、苦手な方はご注意をば。

 ではでは。改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

コメント

男が出てくると…辛いですね。

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