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強制女装考 第二回(2)
第二回 女装の類型化(2)
TS型女装少年では、女装に対して羞恥は感じません。すくなくとも、本人の心性と衣服のあいだには、何らの違和感もないはずです。
しかし一方で、女性になりたいわけではないが、自ら好んで女装をするタイプの女装少年もいます。先に挙げた中では、(2)の類型です。自ら進んで女装をするけれども、男性としての自意識はしっかり持っている。こちらは異性装嗜好癖ですから「TV型女装」とでも呼んでおきましょうか。
さらに(3)の類型では、女装というのは単なる必要に応じた手段と見なされます。そこに羞恥があるのかは別にして、自発的に女装しなければ、この類型と見なすことができますね。ここから先はもう性同一性障害の類型には入りませんので、これを「目的型女装」とでもしておきましょう。つまり何らかの目的があって女装するタイプです。水城晶くんは青野るりに近づくために女装をする。ヤマトタケルはクマソの首領を討つために女装をする。芸人は、芸の一環としてために女装をする。趣味や嗜好は関係ありません(……まぁ、最後の場合趣味が入っている場合もあるかも知れませんが)。
他方、顕在的意識の上では女装に対して嫌悪を示しながらも、外部からの強制によってやむをえず女装をさせられるタイプの女装を、「強制女装」と呼ぶことができます(おお、やっと出てきたぞ!)。
顕在的な、と言ったのは、いわゆる「強制女装」ストーリーの中には、顕在意識では嫌がっていても、潜在意識では女装に憧れていたり、あるいはすぐに「女性」としての生活に馴染む場合があるからです。そのため、これをさらに細分化して「仮性強制女装」「真性強制女装」に分けてみます。「仮性強制女装」は、いやよいやよも好きのうち、と言うタイプ。「真性強制女装」は、女装を心から嫌がっているにもかかわらず女装させられるタイプ、です。
ここまで来ればお判りの通り、「強制女装SM」という分野は、最後の「真性強制女装」でしか成立しえません。例えば水川様の作品は、全て「真性強制女装」にあたるかと思われます。終始一貫して、女装に対して嫌悪、羞恥を感じていますから。また、わたしの書く話の主人公は、いずれも「仮性」と「真性」のあいだくらいでしょうか。さらに、元々は強制的に女装させられたのが、すぐに男性に言い寄られ、セックスして性感を覚えたりするのは、「仮性強制女装」にあたります。「強制女装~女にされる~」というサイトに掲載されている一連の作品群は、主にこれにあたるでしょう。
(続く)
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