2ntブログ

十月兔

強制女装を中心とした小説・イラストのブログです。

2024-05

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

体験入学 第四章 Part.6

 室内はほぼ真っ暗だった。廊下から差し込む光のほか、室内を照らす灯りは、蝋燭に灯されたほのかな光が一つだけ。どうやら、大広間だというのに分厚いカーテンを閉め切って、一切の光を遮断しているらしい。
 その蝋燭の薄明に浮かび上がるようにして、ひとりの少女が座っていた。
 椅子に座っているため、目の前の少女の身長は、はっきりとは把握できない。それでも一見すると、小学校高学年くらいに見える。しかしそんな彼女が身につけているのは、武生と全く同じ――深山小学校附属幼稚園の、女児制服だった。
「はじめまして、武生お兄ちゃん」
 揺らめく炎の灯りのなか、彼女は口を開いた。その声はまだあどけない、七、八歳の女の子のもの。声だけなら、幼稚園児でも違和感はない。
「き、君は……」
 武生の声がかすれる。彼女は、まさか。
「あたしは瑠璃(るり)よ。酒匂瑠璃。茜お姉ちゃんと、翠お姉ちゃんの、妹」
 あどけない声で話す、少女。
 武生はやはりと言う思いとともに、彼女を見つめた。どことなく、目元が翠たち姉妹に似ているのだ。勝ち気で強い意思を湛えた、大きな目が。
「……俺は柚川武生。君のお姉さん……翠さんの同級生だ」
 武生は名乗った。いまこうして幼稚園の女児制服を着ている以上「竹尾ゆずか」として名乗るべきかとも思ったが、相手は自分を「武生お兄ちゃん」と呼びかけた。なら、そちらに合わせたほうが良いだろう。
 彼の内心の葛藤を知ってか知らでか、瑠璃はくすくすと笑った。
「自己紹介ありがとう、お兄ちゃん。ねぇ、これからあたしたち、一緒の小学校にはいるのね。なら、瑠璃のお友達になってくれるかしら?」
「……答える前に、いくつか確認と……疑問に答えて欲しい」
 武生の言葉に、笑って肯く瑠璃。幼稚園児には難しい言葉かも知れないと思ったが、瑠璃は難なくついてくる。日本語も、中学生並みにはできるようだった。
「いいわよ。瑠璃に答えられることなら、何でも訊いて?」
「まずは……君が、俺を小学校に入学させようとした、その首謀者で、間違いないんだね?」
「そうよ。ぜぇんぶ、瑠璃がお姉ちゃんたちに頼んでやったこと」
 悪びれもせずに答える少女。しかしかえって、遠慮なく疑問をぶつけることができた。
「何故? どうして俺を、小学校に……それも女の子として、入学させようと思ったんだ?」
「お友達が欲しかったの。瑠璃と仲良くしてくれるお友達」
 いかにも子供らしい、安直で身勝手な理由。しかし武生は、その彼女のあまりにも寂しげで、儚げな顔を見て――怒るに、怒れなかった。
「瑠璃と仲良くしてくれるお友達。そして……瑠璃よりも、背の高いお友達」
 蝋燭の光に浮かぶ瑠璃の姿が、ふと消えた。彼女が椅子から立ち上がったのだと気付くまでに、しばらくかかった。
 ことことと、足音が響く。それがだんだんに近づき、武生の開けた扉から差し込む光に、次第に浮かび上がってゆく。まず足が、膝が、スカートが、両手が、胸が、そしてその顔が浮かび上がったとき――その顔の高さは、武生のそれよりほんの低いだけの、幼稚園児としては高すぎる位置にあった。

体験入学 第四章 Part.5

 何だろう、女装させてあちこち引きずり回したことなら一〇〇回以上謝ってもらわないと割が合わないが、などと思っていた武生に、茜はかなり昔のことを言った。
「……実はね、武生くん。あなたが体験入学の抽選にあっさりと当選したのは、あたしの差し金なのよ」
「えぇっ!」
 いきなり始まった茜の暴露に、武生は驚愕する。
「あたしたちの計画はこう。翠があなたに体験入学の用紙をかかせて、あたしがそれを強引に通し、体験入学の抽選を通過させる。そうして、翠が校長先生に冗談でしたと謝れば、あの校長先生の性格ですもの、絶対に、女子児童として参加させると思ったの。何とか予想通りにいって、ほっとしたわ」
 あまりに唐突な罪の告白だったが、武生は自分が怒りを感じていないことに、さらに驚いた。茜はさらに、言葉を続ける。
「そして体験入学の日、深山小学校を受験するという言質を取って、あなたが大学に行けないようにする。この目論見も上手く行って、さて、後はあなたの家に入学案内を送付して、家族に説明させ、上手く深山小学校に入学させよう……と言う矢先に、妹さんがあなたを調教し始めたでしょ? あたしたちの趣味とは、全然違うやり方で。正直あたしたち、結構焦っていたのよ。あなたがあそこで妹さんの奴隷に堕ちちゃったら、いままでの苦労が水の泡だもの」
「…………」
「まぁ、それで逆に家族に対する反感が加速して、あたしたちの所に来てくれたんだからめでたしめでたしってところね。本当に、あなたが真剣に深山小学校を受験してくれるようになって、いままで色々仕掛けてきた甲斐があったってものよ」
「な……ん……」
 武生は、自分の目の前で微笑む茜に、言葉を詰まらせながら疑問を投げかける。
「何でそんな、面倒くさいことを……だって、俺を、女の子にして、小学校に入れて、そんな……何の得が……」
 そう。翠は都内の大学を受験する予定で、武生が深山小学校に入ったところでそばにいられるわけでなし、何のメリットもない。せいぜい小学校の学校見学で彼を見たり、家にいるときに楽しむ程度だ。こんな大規模な陰謀を企むほどの理由はない。
 そして茜にも、理由はない。すでに深山小学校には七菜という、彼女の趣味を十分満たしうる少年がいるのだ。彼を着せ替え人形にして遊ぶのなら、姉の寧々も協力を惜しまないだろう。わざわざ武生を引っ張り込む理由はない。
 硬直する武生の前で、茜はゆっくりと立ち上がる。そして彼の手を取って立ち上がらせ、部屋の外に連れ出した。
 武生は大人しく、彼女に手を引かれるまま部屋を後にする。深紅の絨毯が敷かれた長い廊下を歩きながら、茜は彼の疑問に答えた。
「その理由は、本人の口から聞くといいわ。これはすべて、あの子が望んだこと。あなたを深山小学校に入学させ、女の子としての振る舞いを強要する。それがあの子の願い。あなたはその願いによって、ここに辿り着いたの」
 やがて彼女は、観音開きの大きな扉の前で立ち止まり、武生の手を離す。そして自分の役割は終えたとばかり、扉の脇に立った。
「さぁ。この奥に、あの子がいる。あなたが持っているすべての疑問に対する回答は、本人の口から聞きなさい……」
 武生は深く、息を吸い込んだ。この扉の奥に、真実がある。「あの子」とは誰なのか、なぜ、自分が少女としての振る舞いを求められるに至ったのか。すべては、この扉の奥に待っているのだ。
 彼はゆっくりと、目の前の扉に、手をかけた。

体験入学 第四章 Part.4

 そして悟は、自分のすぐ隣に白いパジャマ姿でに座っている七菜の手に、自らの手を重ねた。二人の指が、かるく絡む。
「まぁ、柚川さんが入学されることについては、心配はいりません。すでに先例は作っておきましたし……ね、文月さん」
「うん。僕よりは柚川さんの方が年上だけど、大丈夫ですよ。何せ、全く同じ口実を使って、僕が入っているんですから」
 文月七菜。「文月学生服」店員である文月寧々を姉に持ち、いまは小学一年生の女子児童として深山小学校に通っている。しかし七菜は、本当は一五歳の少年だった。聞けば、中学生のころから姉に色々仕込まれたあげく、中学卒業にあたり深山小学校を受験して、何とか入学したらしい。
 言われてみれば確かに、高学年の由音たちと同じくらいの背丈だったし、一年生としては違和感があるのだ。翠はむしろ、武生が気付かなかったことに驚いたらしい。
 しかし背中まで届く長い髪と可愛らしい顔立ちは、とても中学を卒業した年には見えない。武生がそう言うと、七菜は心外そうな顔をした。
「……柚川さんには言われたくないかも知れません」
 この言葉に、翠と茜が吹き出して、他の人にも笑いが伝染した。しばらく、部屋の中は明るい笑いに包まれる。ひとしきり笑いが済んだところで、
「そういえば、どうしてお二人はここに?」
 武生の質問に、悟が答える。
「児童会の特別矯正室の運営についてです。あの部屋には……その、ご存じの通り、色々と性的な玩具がありましたでしょう? あれは藤野副会長が酒匂先生に依頼して持ってきてもらったものですが、これが発覚して問題になったのです」
悟の頬が少し赤いのは、話題が話題だからだろうか。いや、手元では七菜の指が、悟の指の間に濃密にからみついていた。武生はしいてそれを見ないようにしながら、
「あぁ……小学生があんなの持ってたら、色々まずいですからね」
「いえ、そちらではなく。教師が購入したものを、児童会が排他的に管轄する室内に持ち込んだ、この事が問題なのです。学校側からの干渉ですからね。児童会の方で購入して使用するなら問題はないんですけど、それは現実的に不可能ですし」
「……、なんて言うか、リベラルな学校ですね」
「ええ。その方が、児童の自主性を伸ばし才能を発揮させるには良い環境ですから」
 聞きようによっては皮肉とも取れる武生の言葉を、悟はあっさり肯定した。
「それで緊急の対策を児童会が開くため、また、酒匂先生から事情を聴取して今後このようなことがないように要請するため、酒匂先生のお宅に伺ったわけです。……後はまぁ、お泊まりの楽しみという目的もありますが」
 話を聞くだけなら、児童会室に呼び出してそれで済むのだ。わざわざ酒匂先生の家に押しかけたのは、そちらの方が本命だからだろう。こんなところはまだまだ小学生だと、武生は少し笑った。
「あれ……? っていうことは、女の子たち二人も来てるんだ?」
「もちろんですよ。いまは、」
「ストップ」
 言いかけた悟を、茜が制する。驚いて彼女に注目する武生に向かい、茜は悪戯っぽく笑って見せた。
「そうそう、武生くんには、あの子を紹介してあげないとね。ついでに、武生くんに謝らないといけないことがあるのよ」

体験入学 第四章 Part.3


 * * *

「……そう、そんなことがあったの」
 事情を聞いた翠は顔を曇らせて、言葉に迷っているようだった。歯に衣着せぬ言動の彼女にしては珍しい。
 武生は家を出た直後、携帯を使って翠にメールをし、彼女の家に押しかけた。
 前々から、翠や茜からは、うちに来て暮らさないかと言われていたのだ。もちろん、服から何から全部女の子としての生活を強要されることは明らかだったから、いままでは断ってきていた。しかし知香からの辱めを受ける間に、まだその方がマシかも知れないと思い始め、深山小学校に入学することを将来の進路として真剣に考えていたのも確かだった。
 そのために、彼は大学受験のための勉強をほとんど捨て、ひたすら深山小学校に入学するための英語の勉強にいそしんだ。模試で英語以外全滅したのは事実だったが、あれはわざとで、いざとなればそこそこの大学に行ける程度の学力は残してある。要するに、家族を振り捨てて出て行こうと思ったときに、小学校を受験するための勉強だけをしている姿を演じることで、家族から見放され、翠の家に厄介になる口実を作りたかったのだ。
 応接間に案内されたとき、すでに二人の先客がいた。二人とも、武生にとっては見知った顔――児童会長の六年生、大庭悟と、児童会書記の一年生、文月七菜だった。
 彼らも同席する中、武生が一通りの事情を説明したところで、冒頭の翠の言葉に戻る。
 武生はそんな翠に対して、軽く笑って見せた。
「大したことじゃないよ。もともと、親父もお袋も鬱陶しかったしね。窓際族の癖に父親の威厳とやらにしがみついてる親父。パチンコ狂いでキッチンドリンカーのお袋。おまけに妹まで本性を現して、もううんざりだったんだ。未練はないよ」
 しかし茜は、彼の心を見透かすような目を向けて、こう言った。
「強がってるんじゃないの。小学生になるのがそんなに良いのなら、何でもっと早くうちに来なかったのよ。家族を壊してまで来るつもりはなかったんでしょ?」
「……茜さん」
「あなたは長年暮らした家族と引き換えて、小学校の女子児童になる方を選んだ。でも小学生の生活だって、あなたにとっては、それほど心楽しい選択肢じゃないわよね。そんな生活でも家族と一緒にいるよりはマシ、なんて選択、お人好しのあなたにとっては辛いはずよ」
「……うん」
 年上の言葉に、武生は小さく肯く。どれほど嫌な相手だろうと、長年暮らしてきた家族なのだ。それを振り払うことに未練がないと言ったのは、嘘だった。
 少し気落ちする彼の横で、翠がくすくすと笑っている。何事かと聞いてみると、
「いや……知香ちゃんのことを考えると、少し笑えてきて。武生を調教するのに、適度に抵抗しないとつまらないからって言って、首輪を……つまり調教の手を緩めたんでしょ? そしたらその首輪を食いちぎって逃げられちゃうんだもの。痛快と言えば痛快よね」
 たしかに。思い返せば痛快だ。いままでさんざん慰みものにされてきた溜飲が下がる。茜は逆に眉をひそめて、
「私は正直、妹さんの趣味にはついていけないかな。女の子扱いするのと、女として調教するのは、全然違うもの。どっちかって言うと、由音ちゃんの趣味の方が近いかしら。悟くんも、随分いじめられたものねー?」
 茜の目が、由音から散々いじめられていた悟に向かう。彼は苦笑して取りなした。
「まぁまぁ、酒匂先生。この場にいない人を貶めるのは、アンフェアですよ。……それにしても、来年には柚川さんがいらっしゃるんですか。すれ違いになってしまって残念ですね」
 彼はブルーのシャツパジャマを着ていた。こうしてみると、物腰も落ち着いているし頼りがいもありそうだ。書類整理等の実務能力がないから、由音たちからいじめられているのかも知れないが、こうしてきびきびと話している彼の姿を見ると、それさえも信じられない。
 そんな彼も、当然来年は卒業だ。行き先は、都内で屈指の名門中学校とのことだった。
「あら、残念なら、もう一年残ればどう? また、由音ちゃんから可愛がってもらえるわよ」
「いや、それは勘弁してください」
 悟は苦笑いして、翠のからかいをいなした。

体験入学 第四章 Part.2

 絶句する両親。
 張りつめた空気の中、武生はしいて軽薄な口調で説明した。
「冗談半分で女の子として体験入学の用紙を出したら、抜けるに抜けられなくなってさ。仕方ないから、本当に附属幼稚園の制服を仕立ててもらって、体験入学に行ったんだよね。そしたらみんな凄い凄い。俺なんかよりずっと英語できて、大恥かいちゃったよ。で、幼稚園児相手に負けるのも癪だったからね、来年この小学校受験したいんです、お願いしますって言ったら、校長先生も許してくれて。あ、何なら校長先生に聞いてみても良いよ。小山内先生って言って、話のわかる人……」
「武生!」
 遂に母親が、目元をつり上げて叫んだ。
「何なのこれは! あんた、本気なの! 幼稚園生の、それも女の子の服着て小学校に行くなんて……」
「だからー、本気も何も、もう行ったんだってば。……あー、そうそう。小学校には女児として入学することになるんだ。その名も竹尾ゆずかちゃん。可愛い名前でしょ?」
「可愛いって、アンタ、何を……お父さん! 何か言ってやってよ! 武生が……」
 半狂乱になる母親を鬱陶しそうに見やった父親は、のろのろした動きで立ち上がった。そして武生の顔を見ようとはせず、振り向きもせず、こう言った。
「……俺は知香以外の娘を持った覚えはない。お前が女なら、お前は俺の子じゃない。この家から出て行け」
 父親は、リビングを後にした。その背中に、壊れたスピーカーのように同じ言葉を繰り返す、母親の軋んだ声が追いすがる。
「ちょっと父さん! そんな、無責任な……! 武生! どういうつもりよ! 本気なの!」
 すでに武生も、話を聞いてはいなかった。封筒に入っていた一式を回収して、二階の自室に向かう。後ろから知香がついてきて、何か話しかけていたが、振り向きもせずに自室に入った。
 彼はすべての服を脱ぎ、花柄の下着セットを身につける。
 誰かに強制されたものではなく、自分自身の選択として女児用の服を身につける。それはそれで、かなりの恥ずかしさを伴うものだった。しかし後悔も、躊躇いもない。この家にいて、この家族に囲まれているよりは、小学生の女子児童として最初からやり直す方がよほどマシだ。
 机の脇に置かれたバッグの中から、附属幼稚園の女児制服を取りだして着る。これもいまでは、ひとりで着用できるようになっていた。確かに背中のファスナーは難しいが、もともと身体の柔らかい武生である。何回か練習し、コツを掴めば造作ない。制服をすべて着終わると、レースのついた靴下を履いて、女の子持ちの腕時計をつける。
 ピンクのバッグに詰めるのは、いまさっき手に入れた封筒に、英語の教材とノート、そしてリスニング用のCD。そして丸いデザインの可愛いキッズ携帯。これはしばらく前に、翠から持たされたものだった。バッグを背負い、下着類と靴下を入れた真っ赤なショルダーバッグを肩にかけ、さらに体験入学直前に買った上履き入れを提げる。上履き入れの中には、ピンクのスニーカーが入っていた。
 玄関で履くためのローファーを手に、彼は一階に下りていった。父親は自室に籠もり、母親はキッチンで何かを飲む音がする。玄関で靴を履いているとき、妹が背後に立った。
「……まさか、こんなかたちで一泡吹かせるとは思わなかったわ。やるわね、兄ぃ」
「もうこの家族にはうんざりだからね。親父にも、お袋にも。……妹にも」
「っ!」
 息を呑む気配を無視して、武生は玄関を開けて外に出る。夜の空気が心地良い。満天の星空を見上げてから、ふと視線を下ろすと、千草が立っていた。
 母親の声は、近所中に響いていたらしい。彼女はおそらく、何事かと思って出てきたのだ。武生はにっこり笑って挨拶する。
「こんばんは、千草お姉さん。もう、会えなくなりますね」
 千草は、軽く笑い返してくれた。いつか憧れた、透明で優しい笑み。
「こんばんは、武生くん。……そう、行っちゃうの。寂しいけど、仕方ないわね。それが、武生くんの選択なら」
「うん」
 武生は肯いた。そして、最後にこう言った。
「それじゃあ。……ゆずか、いってきまぁす!」
「行ってらっしゃい、ゆずかちゃん。お元気で」

«  | HOME |  »